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維新の党の内輪揉めは対岸の火事だが

対岸の火事と喧嘩は、派手なほど面白い。
最近の「維新の党」の内輪揉めは、将に「もっとヤレヤレ!」と嗾けたくなる…………..
ところがこの喧嘩だが、ほんの少々だけど、我が家とも関係がある。
 
実は、我が家の町内に市会議員のオバハンがいるが、最近このオバハンが「維新の党」に所属したらしいのだ。
住処は我が家からわずか50mほどのご近所さんだが、このオバハン、全く政党を観る目がない。
最初は渡辺喜美の「みんなの党」に所属し、ブログでも「党首の渡辺さん」を連発し、仲の良さをアピールしていたが、「みんなの党」解党騒ぎですっかりおとなしくなっていた。
ところが最近、今回の「維新の党」内輪揉めで、大坂方の大将,橋下徹が激怒している関東側の議員の一人と並んだポスターを、矢鱈といろんなところに貼りまくっている。
自宅にも「維新の党」の幟が立っているし、ここから想像するに、どうやら関東側「維新の党」に鞍替えしたようなのだ。
 
オバハンにとっては、せっかく気分一新で再スタートしたばかりなのだが、この「維新の党」は、将に明日をも知れない、まもなく消滅してしまう政党でしかない。
原因は、内輪揉めの政敵、橋下徹の喧嘩のうまさにある。
橋下徹は、勝手に「維新の党」を解党し、「おおさか維新の党」を立ち上げた。
しかも人気取りの一環か、政党助成金を国庫に返還するというのだ。
結果として「維新の党」は、資金入手が思うに任せず、兵糧攻めにあってしまう。
恐らくはまもなく、今の「維新の党」を解党し、新たな政党を立ち上げざるを得なくなる。
近所のオバハンは、やっと見つけた安息の場所がなくなり、またも流浪の旅をたどることになる。
 
「維新の党」の実質的リーダー、江田憲司と全く同じ運命だが、オバハンの先を観る目のなさは、江田憲司と重なってしまう。
江田憲司は、橋本龍太郎の懐刀として頭角を現し、渡辺喜美と組んで反官僚政治を掲げ「みんなの党」を設立したが、わずか五年で仲間割れ。
次に、橋下徹の「維新の党」に合流したものの、こちらも二年後に仲間割れ。
政党助成金の分捕り合戦を演じて、全国にその醜態をさらしている。
 
それにしても、江田憲司松野頼久のお公家様振りは、橋下徹の喧嘩のうまさに比べ、話にならないほどお粗末だ。
適当な時に、分党で矛を収めておけばよかったものを、妙に力み返って「これは戦争だ」などと、喧嘩犬、橋下徹を相手に挑発したものだから、あっという間に噛みつかれてしまった。
そもそも、2003年の政権交代で、その無為無策ぶりを満天下に知らしめ、今に至るもその時のマイナスイメージを全く払しょくできていない民主党と一緒になって野党再編を果たそうとする先見性のなさは致命的だ。
そんな政党が出来たとしても、自民党に対抗できるとでも思っているのだろうか?
 
今更刑事告発して、仮にその結果で有利な判決が出るとしても、それまでには数年間が必要で、その間に選挙でもあれば、今の「維新の党」所属国会議員の大半が落選してしまうだろう。
今の「維新の党」は、そんな弱体政治家の集まりでしかない。
そんな程度だから、橋下徹に足元を見透かされ、さっさと大阪で解答手続きを進められてしまった。
 
「維新の党」が近々消滅しても、僕は同情も落胆もしないが、この政党に所属した近所のオバハンは、この界隈の利益代表者として、道路整備や災害対策ではお世話になっている。
近々市会議員選挙もあるので、何とか当選してほしいものだが、今回のゴタゴタですっかり評価を下げた「維新の党」所属なので、見通しは予断を許さない。