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恋する31歳、ベッキーちゃんの悲劇

アメリカンフットボールのファンが、驚愕するようなニュースが飛び込んできた。
AFCリーグの決勝戦(日本のプロ野球で言えば、セリーグパリーグの優勝戦)に負けた、ペイトリオッズのオフェンスラインコーチが解任されたらしい。
 
今シーズンのペイトリオッズの戦績は、13勝3敗。
その3敗の内の最終戦は、プレイオフ用に主力選手の怪我を恐れて温存した「覚悟の」敗退なので、実は素晴らしい戦績なのだ。
案の定、プレイオフ初戦は快勝。
ところが次のリーグ決勝戦でライバルのブロンコスに惨敗すると、QBを守り切れなかったとして、たった一敗なのに更迭されてしまう。
如何にも信賞必罰が徹底される、アメリカ的な責任の問い方だ。
 
この伝で行くと、ベッキー不倫騒動で一番の責任者は、サンミュージックベッキー番担当者だろう。
そもそもベッキーの不倫が公になった時点で、「清純派で良い娘、ベッキー」のイメージは壊れている。
だから、それを前提に謝罪会見をセットするべきなのに、ベッキーとその周辺は、「お友達だけど、付き合ってはいない」とシラを着る作戦に打って出た。
これは苦しい!
二人でホテルに泊まり、オトコの実家を訪問している。
これを「お友達」と言うのなら、ベッキーは「何でもOKオンナ」になってしまう。
しかし驚くなかれ、ゲーノー界にはこんなベッキーを擁護する能天気連中が多くいた。
 
身内に甘い馬鹿さ加減を暴露するような浅はかさだったが、次に週刊文春がスクープしたラインのやり取りで、擁護派は一気にポシャってしまった。
ベッキー本人が、殊勝に振る舞っていた記者会見の内容を、最初から仕組んでいたことがバレタのだから救いがない。
哀れベッキーは、味方もいなくなり、スポンサーにもソッポを向かれ、とうとう休業する事態にまで追い込まれた。
 
だから言わんこっちゃない!
リスクマネジメントの基本は、先ずは絶対に嘘をつかないことだ。
事件が起きたら、全てを正直に告白する。
その時はバッシングを浴びても、結果的にはその方が立ち直るチャンスが広がる。
 
今回のベッキー不倫事件で言えば、「奥様には申し訳ないが、彼を好きになってしまいました」と、最初から正直に宣言するべきだったのだ。
たまたま結婚していることを知らずに好きになってしまい、最早後戻りはできない。
確かに不倫は褒められたことではないが、世の中にはそんな事態はゴロゴロと転がっている。
その昔、「女優を妾にした」と非難された大映永田雅一社長は、「女優を妾にしたのではない、妾を女優にしたのだ」と開き直った。
その前例に倣い、「結婚している人を好きになったのではない、好きになった人が結婚していた」と言い募ればよかった。
 
タレント、ベッキーと芸能事務所、サンミュージックは、不倫事件の乗切りとしては、最悪の方法を選択した。
その結果、事務所のドル箱だったベッキーは、タレント生命の危機を迎えている。
サンミュージックとしては、今回の担当者の責任をキチンと追及しないと、企業のリスクマネジメントの向上はない。
余計なお世話だが。