昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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スポーツ番組に興味半減、これはヤバイ!

これでも少し前までは、熱烈なスポーツファンだった。
野球、サッカー、ゴルフ、ボクシング、相撲、その他諸々、カーリングまで、ニュースになるスポーツには、ほとんど全部に関心を持ってテレビを見ていた。
 
記憶のある限り、最初に熱中したのは野球だった。
贔屓のプロ野球チームは、西鉄ライオンズ
各家庭にテレビなどはメッタとない時代だったので、短波放送が聞けるラジオを買い込み、夜ごとかじりつくように聞きこんでいた。
西鉄ライオンズは一時期、日本シリーズを三連覇する黄金時代があったが、その後は長期低迷。
身売りを繰り返し、現在は西武ライオンズとなっている。
しかし西鉄と西武では名前は一字違いだが、西鉄は「野武士」、西武は「管理」と野球の質は全く違う。
往年の西鉄ライオンズファンとしては、「ライオンズを返せ」とカラオケで虚しく喚くしかない悲哀を味わっている。
その結果、最早野球への興味は激減。
今年に至っては、大嫌いな読売ジャイアンツロケットスタートを切ったので、テレビを見ることもなくなった。
 
サッカーは、メキシコオリンピックで銅メダルを獲得した時、一瞬ファンになったが、すぐに飽きた。
しかし世界的には一番人気のスポーツなので、経済がグローバル化するのと歩調を合わせ、今や日本でも野球を追い抜いたのではないだろうか。
バブルの末期にも恵まれ、J・リーグも大成功でスタートできた。
最近はワールドカップ出場の常連国にもなったし、レベルアップは間違いない。
しかしながらそのレベルは、アジアでこそ通用するが、欧州、南米に比べると著しく見劣りする。
サッカーって、ラテン系のノリの良さか、欧州並みの小理屈理論に塗れていないと、井の中の蛙で終わってしまうような気がする。
世界に通用しないと分かると、熱心に応援する気が失せてきた。
 
ゴルフは、自分でプレイするのはもちろん大好きだったが、プロゴルフのテレビ中継も欠かさず見ていた。
ところが先ず、男子プロのツアーが面白くなくなった。
青木、尾崎、中島が活躍していた頃は、大いに盛り上がっていたが、この三人に続く選手が小物ばかり。
それならと、海外PGAツアーに興味が移ったが、こちらもタイガー・ウッズの凋落と共に、サラリーマンや学生上がり風情のプロゴルファーが跋扈する事態となり、ドラマチックな面白さが消えた。
女子プロツアーは、男子よりも人気があるが、こちらは韓国選手の天下。
日本人選手は、ほとんど勝てない。
稀に勝っても、「こいつもまた、実は韓国系ゴルファーでは?」と思ってしまう選手が多い。
拠って、気分の上で、何となく応援する気がしない。
 
最近はボクシングに、ハマっている。
昔は希少価値だった世界チャンピオンも量産され、それに伴い日本人チャンピオンも増えてきた。
判定決着になると、未だにホームタウンディシジョンがあるが、基本的には大のオトコが、拳一本で勝敗を争う。
その一発勝負の、単純さと分かりやすさが良い。
ただボクシングの欠点は、試合数の少なさと不定期での開催振りだ。
世界タイトルマッチは、一人の選手で多くて年間二度まで。
次は何時かが分からないので、間延びしてしまう。
 
相撲は、八百長がなくなり、真剣な取り組みが増えている。
しかし、日本人が外国人に適わないのは、ゴルフと一緒。
ゴルフは韓国人が優勢だが、こちらはモンゴリアンレスラーが上位を独占している。
そんな傾向が長期間続くと、「日本の国技とはそんなモノ」と達観するから恐ろしい。
琴奨菊が10年ぶりに優勝して、「次は横綱挑戦」と期待されたが、結果は勝ち越すのがやっとの体たらくで、すぐに元の木阿弥に戻ってしまった。
しかし相撲は、年に六場所90日間、平日の夕方のテレビ放送が格好の時間潰しになる。
リタイアして暇になった分、熱心に相撲中継を見ている。
 
いずれにしても、あれほど熱心なスポーツファンだったのに、今やその欠片ほどしか残っていない。
これはピンチだ。
ラグビーや野球で、世界を相手に個人的に頑張っているのは散見されるが、スポーツ全体では安心できるモノがない。
ラソン、体操、卓球なんぞは、その昔は日本のお家芸だったが、今や苦戦している。
もう歳だから、自分でもう一度花を咲かせたいとかの大それた望みはないが、日本人が世界に通用するシーンを、テレビで多く見たいものだ。