昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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彩栄子の義捐金は売名行為だけど

紗栄子」と言う名のタレントがいる(らしい)。
ダルビッシュ・有の嫁さんで、離婚後も手広くタレント活動を行い、今やオンナどものカリスマ(的存在みたい)。
ダルとは離婚しても、その後のオトコ運も良い(らしい)。
現在は、百万長者(は死語か?)との結婚が間近(らしいが)。
その「彩栄子」が、熊本地震被災地に大枚を寄付したことが、話題になっている。
 
当方、彩栄子に関してはほとんど何も知らなかったが、今回の騒ぎでこのオンナについて情報を得た。
主として話題になっているのは、
  ・彼女の義捐金が5百万円と、中々の高額であること
  ・更に2千円が加わり、総額は5百万2千円で、これは子供たちがお小遣いから供出したとのこと
  ・そしてこのことを、自分のブログに振込用紙のコポーをつけて発表したこと
の三点だ。
 
被災地の評判は、勿論おおむね好意的だ。
少しでも支援が欲しいのだから、ポンと5百万円を供出してくれたことに反発があるはずがない。
悪口を言っているのは、匿名のネットユーザーたちだ。
義捐金の金額をコピーして発表するのは、売名行為だと非難している。
そしてこの件を放送しているマスコミは、「善意の行為に対して、心無い批判が殺到」と、ネットユーザーに対して批判的だ。
紗栄子」本人は、「批判は覚悟の上で、信念を持って行動した」らしいし、当然のように「彼女に続いて、多くの人が支援に立ち上がってくれれば」と応援する連中も存在している。
 
僕は、芸能人が売名行為をするのは、当たり前と思っている方だ。
しかしこの彼女の行動に、胡散臭さを感じたネットユーザーが反発するのもまた、当たり前だと思う。
 
このことを前提に言えば、金銭的に余裕のある生活をしている「紗栄子」一家が、熊本地震被災者に多額の寄付をすることは、当たり前に素晴らしい。
しかしその金額を、大々的に発表する必要はないだろう。
また子供たちが小遣いをやり繰りして2千円とは、ウケを狙った善意の押し売り感がプンプン臭ってしまう。
しかし「紗栄子」にすれば、折角の「善意の発露」なのだから、一番効果的な発表をしたいと思ったに違いない。
それが彼女の言う、「信念を持って」とやらなのだろう。
 
一方の匿名のネットユーザーは、基本的に僻みっぽく且つ攻撃的だ。
ケチをつけようと、いつもあら捜しをしている。
少しでもスキを見せると、途端に言葉の暴力を揮ってくる連中だ。
だから僕も含めて、こんな連中が何を言っても、一切無視してしまえばいいだけの話だ。
 
僕もネットユーザー同様に、「紗栄子」が義捐金の金額を振込用紙のコピーを使って公表したことについては違和感がある。
更には、「子供の小遣い」云々は、蛇足と思う。
それは日本人の美意識が、「秘めてこそ華」にあると思っているからだ。
 
尤も芸能人の習性は、一般人とはまるで違う。
例えて言えば、普通に羞恥心があれば、用を足すような姿を晒すのは耐え難いはずだが、稀にはそんな光景を見られて喜ぶ人種がいる。
芸能人とは、多かれ少なかれ、こんな一般人の感性とは違う部分がある連中の集まりだ。
一般人の心の襞を代弁している積りで、有名人のあら捜しをする匿名ネットユーザーと。、目立ってナンボの芸能人では、好意が交わる交差点はない。
 
望むらくは、「紗栄子」ほどのの超成功者が、非難されることを覚悟しての、信念に基づく行動だったのなら、義捐金は5百万円ではなく、5千万円であって欲しかったモノだ。