舛添要一のワルさは、政治の世界では超小物。
実は背後に、巨悪が眠っている。
マスコミが舛添を一斉攻撃するのは、巨悪隠しの陰謀。
生活の党の山本太郎が、こんな説を述べている。
僕は、ほとんどの陰謀論に違和感を持っている。
その他にも多くの利権事業が存在するのだろうが、これらは自民党や都議団が群がる利権の温床だ。
しかし今回の舛添叩きが、一般大衆の目晦ましだと言う山本太郎の説は、どう見ても無理筋!
今では、中国共産党内部の権力闘争だとの見方が定着しているが、中国に関係した仕事をした人には、地方役人の腐敗ぶり、金権体質は常識だ。
その余りの凄まじさ、不公平さに一般大衆の怒りが募り、社会問題化していた。
しかし地方役人の集り体質は、実は共産党幹部の縮小版でしかない。
ことほど左様に、陰謀を仕掛けると、仕掛けた側にもリスクが発生してしまう。
叩けば埃が出るようなホンモノのワルは、決して目立とうとはしない。
ひっそりとした闇の中で、こっそりと金儲けしたがるものだ。
だから舛添を人身御供にする陰謀など、考えるはずがない。
悪だくみに長けた巨悪連中が、そんなヤバイ橋を渡るはずがないからだ。
実際に図らずも、舛添のコソ泥ぶりが明らかになるにつれて、都庁に潜んだ利権の存在も話題になっている。
舛添叩きの延長線上には、日本版の暗くて深い闇があるのは事実だろう。
しかし、巧妙に世間の目を避けるように隠された巨悪に迫ることは、容易ではない。
正義の味方を気取るマスコミは、スポンサーの関係で腰が引けてしまい、決して追及しない。
であれば、中国の汚職追放がハエ叩きレベルから始まったように、一見小物いじめのように見える舛添叩きも決して無駄ではない。
僕はそこまで社会派を気取るつもりはないが、舛添に関しては絶対にNo!
最後の最後まで、あれほど潔さにはまるで縁遠く、あれほど見苦しい所業を繰り返したオトコはそうはいない。
寄りによってそれが東京都知事だったなんて、悪い冗談を通り過ぎた世界レベルでの日本の恥だ。
学校での成績が、実際の社会ではまるで当てにならない。