ジャーナリストであり、テレビのコメンテータらしいる。
その青木理のテレビで発言については、頓珍漢なお花畑野郎だなと常日頃呆れていたが、今回の北朝鮮核実験問題へのコメントには、心底驚いてしまった。
北朝鮮は、今日明日にでも核実験を強行するかもしれないが、それに対してアメリカの先制攻撃が噂されている。
実は日本政府は、慰安婦像設置を巡り三か月に亘って韓国大使を召還していたが、ここに来て急きょ帰任させた。
対韓国強硬派には大変不人気な対応だが、在韓日本人の安全確保のための苦渋の決断との見方がある。
日本人は相変わらず至って暢気だが、それほど北朝鮮問題は緊張しているらしい。
しかしアメリカは違う。
北朝鮮がアメリカ本土まで到着する核兵器を開発する前に,何が何でも北朝鮮を撃つ覚悟なのだ。
7日にトランプと習近平の米中会談が行われるが、そこで中国が役に立たないと分かったら、アメリカが単独で北朝鮮への「具体的な対策」を実施すると発表した。
北朝鮮も黙ってはいない。
その場合は、敵わないまでも何らかの報復をするだろうから、この問題は日本にとっても対岸の火事ではありえない。
そんな背景で、韓国人の辺真一の危機感は強く、「第二次朝鮮戦争だけでなく、第三次世界大戦のおそれもある」と力説していた。
ここで青木理が登場した。
「別段北朝鮮の肩を持つわけではないが、北朝鮮の目的は簡単、金王朝の存続だけだ。そこを見誤ってはいけないし、解決策はそこから出てくる。何としても北朝鮮を話し合いの場に引っ張り出さないといけない」みたいなことをコメントした。
今更何を言っている!
僕はこんな能天気なコメントを聞いて、年甲斐もなく腹が立ってきた。
先ず北朝鮮との話し合いなど、これまで何度も何度もトライしながら、結局何一つ成果がなかった政策ではないか。
そんなことで時間を使っている間に、北朝鮮はせっせと核兵器開発を進め、ここに来てアメリカですら脅威を感じるレベルにまで到達してしまった。
将に、到達してしまったのだ。
そしてその政策を強硬に推し進めたのが、金王朝の金正日であり、今の金正恩だ。
即ち北朝鮮に金王朝が続く限り、世界平和は常に危険にさらされていることになる。
身近な例で考えれば、分りやすい。
乱暴狼藉の限りを尽くし町中の嫌われ者の暴力集団が、体制維持のために更に殺傷力のある武器を買い集めた。
しかしその集団の目的は、ひたすら自分たちの組織維持なのだから、話し合いで組織安泰を保証すれば彼らはおとなしくなる。
そんなことを青木理は主張している。
しかしそれは、集団の暴力手段を強化することになり、益々制御不能になる。
だからこそ今の時点で、彼らの暴力武器の手配を阻止しなければならない。
北朝鮮、金正恩の問題も一緒で、彼らの目論見を現時点で阻止しなければ、世界中が枕を高くして眠れなくなる。
アメリカよ、青木理の妄言に惑わされることなく、世界平和のために北朝鮮を撃て!
そして青木理は、自分の意見が如何に平和ボケしているのか、少しは自覚してほしいものだ。
(尤も日頃の彼の言動を見ると、到底無理な注文だろうが)