昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ヨーロッパの二日目、KRAKOWへ移動

フランクフルト空港内のホテルで一泊した翌日、12時半のルフトハンザでKRAKOWへ。
フランクフルトは、ドイツ・ルフトハンザエアラインのハブ空港なので、広大な敷地に膨大なルフトハンザ社員が働いている。
日本的感覚では、「KRAKOW行き搭乗手続きコーナー」があると思うが、ここではズラリとマシンが並び、パスポートやIDカードで自動搭乗券発券手続きをするようになっている。
初めてなので緊張したが、パスポートをかざし、予約便を入力するだけで簡単に搭乗券をゲット。
続いて、荷物を預ける手続きもまた、全て自動化されている。
こちらは、搭乗券をかざすとラゲージタグが発行され、それをバッグに着けると自動で運ばれていく。

KRAKOW行きの搭乗口は、空港の端っこなので、1キロメートル以上は歩かされる。
しかもその搭乗口からは、更にバスで移動しなければならない。
KRAKOWなんてとんでもない田舎町で、乗客は我々だけかと思いきや、出発間際にどんどん人が集まり、最終的にはほぼ満席になった。
飛行時間は一時間半。
今回もコスト優先のエコノミーで、三人並びの席。
リクライニングもできないが、飛行時間が短いので我慢、我慢。
隣に座ったオニイチャンが、「こんにちわ」と話しかけてきた。
カナダ・トロントから痴ほう症になった母親の見舞いに来たらしいが、ちょっと昔に村田製作所と一緒に仕事をしたので、日本語を少し知っていると言う。
「その時に、問題ない(Noproblem)はMondaynightって教えてもらった」と話が弾むが、カナダからの旅で一睡もしていないので、話していないと眠ってしまうとこぼしていた。
こちらもお陰で、全く退屈しないで済んだので、別れ際に「Ihope your mam will be better」と声を開けたら喜んでいた。

KRAKOW空港で、荷物を待っている間に初めてキャッシングにトライ。
ATM相手に手続きを進めたが、最後に現金が出てこない。
猛烈に焦って傍にいる空港の係員に訴えるが、全く要領を得ない。
次に並んでいた外国人に救いを求めて、リトライしてもダメ。
二回分の資金がなくなったと不安になったが、件の外国人から「このカードは使用不可と書かれている」と言われ、逆にホッと安心した。
空港からは、ホテルで手配したタクシーを利用。
このドライバーに、違うカードを利用できるATMの場所を聞いてトライしたら、首尾よくキャッシングに成功した。

KRAKOWのホテルは、Orlowska Townhouse Apartments
アパートの名前の通り、超古い建物をホテルに改築しているので、エレベータもない。
部屋番号もないし、荷物は自分で三階まで運ぶ。
如何にもヨーロッパそのものの古さが自慢で、自炊もできるのが売りだが、暖房は効かないし、風呂の水温コントロールも難しい。
トイレの水はチョロチョロ、受付のオネエサンは午後6時にはいなくなり、その後のサービスはない。
その為、部屋だけでなく玄関と階段の入り口の鍵まで渡されるが、これがどこでどれを使うのかややこしい。
要は、今風のホテルサービスはゼロだが、ヨーロッパ文化への憧れからか、人気があるらしい。
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誰がどう見たって普通の建物で、ドアマンもいないし看板もないので、ツイツイ通り過ぎてしまう。

自炊用にコンビニで買い物をするが、物価の安さに驚いた。
1.5リットルのミネラルウォーターは40円、桃6個で200円。
観光地で物価が安いと感じたのは、初めての経験だ。
夜はホテルの傍のパスタバーへ。
好物のボンゴレは、メニューにはあるがこの季節は無し。
ならばとペペロンチーニを頼むと、結構美味い。
しかも価格が600円、夫婦でサラダまで注文しても2千円にもいかない。
ポーランドは住みやすそうだ。