昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

韓国でのランチは、安くてうまかったが.....

ソウルから二時間半の田舎町へ出かけた。
韓国語でウルサンだのアルソンだの発音していたようだが、難しくて聞き取れなかった。
その町には、走っている電車を見たことのない鉄道があり、人っ子ひとりいない駅があり、その駅前の食堂でランチを食べた。
別に有名店でも何でもない店で、客は我々四人組だけ。

案内の韓国人があれこれ注文するのだが、韓国人は普通のランチでこんなにもたくさん食べるのだろうかと驚くばかりの品数の多さ。
覚えているだけでも、特大の牛肉、キムチは白菜と大根の二種類でしかもお替りまで、大量の野菜、トウガラシ、玉ねぎの輪切り、にんにく多数、黒豆、トウモロコシ、辛めの味噌汁のようなスープ、トウガラシまみれの金平牛蒡のようなもの、朝鮮人参入りのご飯、キムチ交じりの混ぜご飯、最後に牛の血を固めたスープ。
更に、あと数種類あったような気がするが忘れてしまった。

さすがに、ここまで大量に皿が並ぶと完食は無理。
かなり残したが、とにもかくにも腹一杯になった。
日本人なんか全くいない田舎町だろうが、この店の若旦那は片言ながら日本語を喋る。
当方の手が滑って、キムチの汁がワイシャツについた時、すぐに洗剤で手当てしてくれた。
おかげで、シミは見事に消えてしまった。
感謝、感謝!カムサハムニダ
店のオバサンは、朝鮮人参ご飯の最後にお湯を張り、キムチ混ぜご飯の方はお釜の壁についたお焦げを集め、「両方ともおいしいから食べろ」みたいな韓国語で熱心に薦める。
日本人側は「これ以上は無理」と丁寧に辞退するが、同行の韓国人は「ウマイ、ウマイ」と食べ続けていた。
オバサンは、言葉のコミュニケーションはとれないが、笑顔で一所懸命にサービスしてくれる親切な人だった。

さて精算の段で、「ここは日本サイドで持ちましょう。」とカッコつけたものの、手持ちのウォンはない。
「カード支払いは無理かナ?」とダメ元で聞くと、VISAならOK。
9万ウォンを支払った。
最近の円高で、円換算すると何と8千円程度。
酒こそ飲んでいないが、四人が動けなくなるまで食べまくって結果が一人当たり2千円とは、感涙にむせるほどの大感激だった。

何とも無責任な船場吉兆

企業がコンプライアンス、即ち法令遵守問題で危機に陥った時の対応には大原則がある。

発覚した時点で、問題点をすべて明らかにし、その時のトップが責任を取る事である。
船場吉兆は、一般には超高級店として知られ、その信用の上にビジネスが成り立っていたはずなのに、多くの商品の生産地や賞味期限を偽っていた。
それはそれで大問題なのだが、更に最悪だったのは、問題が発覚した時、「経営者は知らなかった。現場が勝手にやった」と、車内で最も弱い立場の従業員やパート社員に責任の全てを転嫁した事だった。

実際にはこんな事はあり得ない。
従業員が勝手に偽装工作をするなんて考えられないし、例え万一そうであっても経営陣の責任は逃れられない。
であれば船場吉兆の経営陣は、最初の会見で今回のように調査結果を正直に内実を発表すべきだったのだ。

今さら、「法令順守の考えが甘かった」と謝罪しても、失った信頼は取り戻せない。

また、今後は創業者の娘だけは経営者として残るとの事。
とにかく、このような不始末を仕出かした経営陣は総退陣するのがリスクマネジメントなのに、創業者一族を何とか守ろうと画策するのもまた最悪の対応だ。

いかにも高そうな和服に身を包んだこの娘は、記者会見で「父が怒っていると思います」と、泣きながら(?)話していた。
こんな台詞は家族会議の場で喋る内容であり、まずは船場吉兆に騙され、高い金でニセ物を供された顧客への真摯な謝罪があるべきだ。

船場吉兆の将来は真っ暗だ。

日本一のラーメン屋、「麺処くるり」

日本一のラーメン屋と評判の「麵処くるり」は、東京はJR飯田橋駅市ヶ谷駅の真ん中ほどに位置する。
入口の上部に小さな正方形の表札がある以外は、全くラーメン屋らしい看板がない。
普通に歩いていると気がつかないような建物だが、さすがに大人気の店だけに、午前11時の開店前には既に30人近い行列ができている。

ここは、ほかの人気ラーメン屋に比べ、圧倒的に客の回転が悪い。
待つこと一時間、店内に入ってその訳が分かった。
普通は、注文を早めに聞いて、席に着くや否やすぐにラーメンが出てくる店が多いが、ここでは自動販売機で注文品のチケットを買えるのも店内に入った後。
やっと、大盛味噌ラーメン650円を注文。
そして、客席はわずかに6席だけ。
ゆったりと座れるのは人気店にしては珍しい。
なお、味噌ラーメンは普通も大盛も同じ金額なので、絶対に大盛がオトクでオススメ。

店内では、黒のティーシャツユニフォームを着た若いアンチャンが二人で調理していた。
有名店なので、おっかないオヤジが気難しい顔で威張っているのかと思っていたが、愛嬌もあり、やや拍子抜けの感あり。
ここで待つこと、5分間。
評判の味噌ラーメンが目の前に。

感想は、「美味い!」
味は何ともコクがあり、やや太麺とネギが良くマッチしている。
焼豚は、厚さ1cmほどもあり、脂ぎっている。
終わり頃になると、アンチャンが「お口直しに」とジャスミン茶を出してくれる。
この気配りがうれしい。
スープまで完食したら、腹一杯になった。

並び始めて、食べ終わるまで1時間20分。
大事な昼休みを全て注ぎ込んでもなお時間が足りないが、なるほど、評判通りの大変おいしいラーメンであり、私党「ラーメン族」としては、大いに満足感を味合う事が出来た。

喜多方ラーメンの惨状

夏休みを取り、一泊で遠刈田温泉に出かけた。
途中、昼食の為、わざわざ遠回りし、ラーメンで有名な喜多方市に立ち寄った。
喜多方市へは、これで三回目の訪問となる。

1998年、2001年の過去二回は、いずれも磐越自動車道路の会津若松インターで降りた後、一般道路が混みに混んで、到着までかなりの時間を要した記憶があった。
買ったばかりのトヨタプリウスのドライブは絶好調。
純正カーナビで目的地をセットし、目指したのは過去二度とも長蛇の列で食べられなかった有名店「大三元」。

今回は、インターを降りた後がすごくスムーズで、わずか30分足らずで、喜多方市についてしまった。
ところが、目的地に到着したものの「大三元」が見当たらない。
やっと探し当てた場所では、店名が関東地区のどこにでもある「昭和29年創業の味 幸楽苑」に代わっていた。

仕方なく、次の有名店、喜多方老麵会初代会長の店「まるや」に方向転換。
ここも、前回は大変な混雑だったが、今回は待ち時間ゼロ。
壁には、桝添要一や有名人の昔の色紙が並んでいるが、全部黄バンでいて、最近のものはない。
当方が注文したのは、喜多方スペシャル900円。
過去の二回では、「これはウマイ!!」と、喜多方ラーメンに感激したのだが、今回は、味はまずくはないが、遠大な時間をかけて食べに来るほどのものではないとの感想。
この程度の味だったら、首都圏でさほど苦労しなくても食べる事が出来る。

そう思って見ると、町全体にまったく活気が感じられない。
前回は、手にラーメン店マップを持った若者が至る所に跳梁跋扈していたが、今回はほとんど人影すらない。
首都圏のラーメンは競争が激しく、味向上の為、各々の店が日々切磋琢磨している。
喜多方市のラーメン店は、老麵会を作り、もたれあいの業界協調に走ってしまったようだ。

あれだけ人気を博していた店「大三元」が、ありふれたラーメンチェーン店に変わってしまう。
「ラーメンで町興し」の大成功例と言われていた喜多方市は、この五年間ですっかり凋落していた。

何だと!中国肉マン事件はヤラセだって

先般、中国で段ボール入り肉マンの特ダネ放送を見て心底驚いた。
我々の想像力をはるかに超えた、苛性ソーダに浸した段ボールを6割混ぜた肉マンはどんな味がするのだろうか?
下着姿で、平然と段ボール入り肉マンを作っている男は何者だろうか?
特に、客に対して段ボールを混ぜている事をあけすけに説明している事に、違和感を感じた人は多いはずだ。
しかし、このニュースの持つインパクトの大きさで、まさかヤラセと疑う事は出来なかった。

ヤラセをしでかした中国のテレビ局は、何が目的だったのだろう。
単に視聴率を取りたかっただけなのだろうか?
今回の放送内容はねつ造だったらしいが、番組を見た人の大半は「これはひどい」と思いつつも、「中国だったら有り得る」と納得もしていたはずだ。

自分の国の恥を全世界に発信してまで視聴率がとりたかったとしたら、日本で起きた「あるある大辞典供廚離筌薀擦覆媛聴Δい發里澄
日本ではテレビ局の社長が引責辞任したが、あの怖ろしい中国では「責任をとれ」となると「申し訳ありませんでした」程度で済むとは思えない。
既にスタッフは拘束中とも言われている。

北京オリンピックを前に、一党独裁の中国でも、ニセ物や、インチキ商法の追放に躍起になっている。
その中国で、今回の事件を引き起こした中国マスコミにどのようは処罰を下すのか?
結末が見ものだ。

アナ恐ろしや、中国の肉マン!!!

縁あって、今までたびたび中国に出かけた。
そこで、色々な食べ物を紹介されたから、少々のゲテ物では驚かない自信があった。
が、それにしても、今回の肉マン事件にだけは参ってしまった。

使い古した段ボール入り肉マンは、日本人の想像力をはるかに変えている。
日本で悪名をはせた、北海道のベテラン肉職人「ミートホープの田中社長」もすっかり小物扱いになってしまう。
田中社長は、牛肉に豚肉や鳥肉を混ぜたものであり、同じようにコストダウンを狙ったにしても、中国の段ボール入り肉マンに比べれば、はるかに良心的だ。

日本では、繊維質タップリの飲み物を、「これは体に良い」と宣伝していていたが、段ボールの割合が6割の肉マンとは恐れ入る。
しかも苛性ソーダに浸したものらしい。
確かに、理論的には食べられるかもしれないが、実際にはどんな味がしたのだろう。

中国では、北京オリンピックを前に、インチキの模造品追放の一大キャンペーンがはられている。
今回も、言わば中国マスコミの特ダネであり、一種の内部告発であり、中国が必死になってニセ物浄化に取り組んでいることが分かる。

大変結構なことだが、下着姿で、平然と自慢げに段ボールを料理していた男を見るにつけ、僕が今まで中国で食べた物は一体何だったのだろうかと不安になってしまった。

ラーメンで失敗!

昨夜は、都合で家での夕食をあきらめ、贔屓のラーメン屋へ向かった。
K駅から徒歩数分、Kラーメンはその昔全くの偶然に見つけた。
やや太麺で、なかなかこってり味、一度食べると病みつきになる。
ファンにとっては、味は大変おいしいのだが、あまり有名店ではないので、大変な行列にならないのが一番いい。
仲間のラーメン党にも内緒にしている、まさに秘蔵のラーメンなのだ。

そうは言っても久しぶり、胸躍らせながら店に向かったが、もとより小さな店なので通り過ぎてしまった。
慌ててUターンしたら、どうも店の雰囲気が違う。
見慣れない「博多ラーメン」の看板となっている。
「さては、代替わりでもしたのか」と思いつつ、仕方がないので650円の博多ラーメンを注文。
博多ラーメン特有の替え玉150円にも挑戦する積りだったが、肝心のラーメンの味が今一歩、どころか今三歩、四歩。
とにかく何とかラーメンだけは完食し、外に出た途端、「あれッ!」と叫んでしまった。

何と、隣にお目当てのKラーメン店があった。
要は、ラーメン店が二つ並んでいたのだ。

そこで、ゲン直しならぬ、メン(麺)直しすることにした。
わずか10分間ほどでラーメン二杯は、老いた身には堪える。
胃腸への負担も結構なものがあるだろうし、何より血圧が上がってしまうかもしれない。
しかし、ラーメン党にとって、不味いラーメンほど頭に来るものはない。
本命のKラーメン店に入り、大好きな600円のラーメンを完食した。

やはりウマい。満足満足!
メン直しの甲斐があった。
当分の間、Kラーメンのことは誰にも知らせず内緒にしておこう。