セビーリャ観光のハイライトは、ホテルから30秒もかからない大聖堂見物。
ここだけは、日本で予約していておかないと、当日チケット手配では不安だ。
予約時間は11時半なので、ゆっくりと出かけると、案の定、月曜日なのにチケット売り場は観光客で溢れている。
こちらは余裕綽々で、係員に予約チケットを見せると、「そいつの入り口は反対側」と言われ、慌てて大聖堂を半周してしまった。
しかしやはり予約の霊験はあらたかで、すんなりと入場できる。
大聖堂に入った途端、思わず息をのみ、次に感嘆の声を上げる。
大聖堂は、それほどのインパクトで迫ってくる。
とにかく、バカっ広い。
カソリック教徒でなくても、この広さ、高さ、そしてズラリと並ぶ礼拝堂の凄さの前には、自然と畏敬の念を持つ。
そして区切られている礼拝堂に飾られている、装飾品の凄いこと。
ひたすら関心至極した後、続いてヒラルダの塔へ向かう。
たいていの塔は階段を上るが、ここは坂をクルクル回りながら登っていく。
下ってくる人とすれ違いながら、塔の展望台を目指す。
やっと登り切って周囲を眺望するが、残念ながらこの塔は現在修理中なので、四方見渡すと言いたいところだが、展望台の一か所は侵入できない。
このテッペンに、有名な風見鶏が翻っているが、展望台からは見えなかった。
約2時間かけて大聖堂を満喫、ホテルに戻って体力回復を図る。
午後3時過ぎ、昨日行きそびれたメトロポル・パラソルの展望台を、徒歩で目指す。
チケット売り場のオネエサンから、「五分後にチケットを売り始めるので、列に並んで待つように」と言われたが、客は10人弱。
「待たせるのは悪い」みたいな商売感覚はない。
近代的建築で、木造としては世界一、最近人気の展望台との触れ込みだったが、確かに市内は一望出来るものの、ヒラルダの塔に比べると、全くチャチそのもの。
30分ほどの滞在で、引き揚げた。
これにてセビージャ観光は全部終了。
最後の夕食は、到着した日に行ったTAPAS料理店。
こちらの方が、昨日の店よりも美味い。
明日は手配した車で、マラガへ向かう。