昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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マラガからコルドバへ

三泊四日のマラガ滞在の次の予定地、14時15分発の列車で、更に異国情緒漂うコルドバへ。

ただ午前中は時間があったので、すぐ傍の「ローマ人の遺跡」を見に行った。

古代ローマ劇場で、現在も修理が続いている。

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ローマの俳優が、ここから舞台に足り、演技をしたみたいな説明書きがあった。

 

三日目に列車を手配した時、ファーストクラスと頼んだので、少し早めにホテルを出てラウンジで休む積りだったのが、入り口で「これは普通車のチケット」と追い返されてしまった。

元々頼りないオヤジが係員が手配していたが、こんな間違いに怒っても仕方がない。

駅構内の軽食店で時間を潰したが、ここで食べた野菜サラダの不味いこと。

腐っているかも知れないと不安になり、半分以上残してしまった。

 

列車は全く時間通りに出発し、1時間5分で目的地、コルドバへ到着。

ついでに明後日のトレド行きチケットを頼もうと列に並んだが、一つ前のニイチャンがいつまで経っても終わらない。

一旦チケットを発券しても、なんだか電話で連絡を取り、また首をかしげながら係員に相談している。

余りの遅さに、係員の方が我々に気を遣い、隣のオジサン係員に手配を頼んでくれた。

 

コルドバ駅からホテルまでは、タクシーを利用。

市街地は狭くてガタガタ道なので、荷物を挽きながら歩くのは無理だ。

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ホテルは古色蒼然とした作りで、部屋までの廊下も曲がりくねっている。

部屋を出ると、どこにいるのか分からないような作りなので、慣れるまで緊張した。

それでもテレビで、NHKワールドを放送していた。

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コルドバは、セビーリャに比べても更にこじんまりした田舎町で、レストランも雑貨店も少ない。

少ないだけでなく、大半の店がチャチでしょぼい。

しかしその分、強引な客引きもいないので、ノンビリと町中を散策できる。

 

夕食は、ホテルそばの現地料理レストランにしたが、これも他に選択肢が思いつかないからで、「オッ、ここ良さそう」なんて雰囲気の店は皆無だ。

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ここのところ風邪薬で胃をやられてしまい、食欲がないので、食べたのはガラパッチョスープだけ。

最初にウェイターが、ナイフ、フォーク、スプーンを持ってくる時、如何にも使いまわしている、袋入りパンも一緒にテーブルに置く。

「タダか、有料か?」と聞くと、一個1ユーロだと言う。

「ならばいらない」と断り、すぐに引き上げていったが、チェックの時に確認すると、チャンと2ユーロ請求している。

文句を言って取り消させたが、ひょっとしてチップの役割なのかもしれない。

 

コルドバは暑い。

マラガが28度程度なのに、着いた時の温度が37度。

日中は40度を超し、グラナダ、セビーリャと並んで、この界隈でも暑い地方らしい。

また午後9時を過ぎても、昼間のように明るい。

体内時計が狂ってしまう感じがする。