昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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台湾と韓国のどちらが大事?

好き嫌いは別として、台湾と韓国の両国は、日本の外交上極めて重要な隣国だ。

その両国では、民主的選挙を経て、台湾に蔡英文政権、韓国に文在寅政権が誕生した。

いずれの大統領も、選挙で表された両国民の意志であり、他国民があれこれ文句をつける筋合いのものではない。

それは充分承知の助(死語?)だが、こんな選択をする台湾国民と韓国民の、余りの(敢えて言うが)「民度の差」に驚いてしまう。

蔡英文総統と文在寅大統領が、アメリカと日本の外交方針を大きく変えたからだ。

更に今後は、この両国を巡る国際環境は、加速度的に且つ劇的な変化を迎える。

両国、と言っても実は韓国民だけだが、そのことへの自覚、危機感はあるのだろうか?

 

台湾の方針は、全くブレなかった。

総裁選挙では一時期、中国ベッタリの国民党優勢との見方もあったが、中国の露骨な香港弾圧が明らかになるに従い、「明日は我が身」と危機感を募らせた台湾国民は、雪崩を打つように蔡英文を支持した。

この結果を、トランプ政権は諸手を挙げて歓迎し、台湾をアメリカの対中国の最重要戦略拠点と位置づけ、経済、軍事の両面で支援を拡大している。

さすが、台湾が第二の香港になることを、毅然として拒否した、蔡英文

 

一方の韓国はどうか?

文在寅米朝、米中のバランサー外交を目指すと言いながら、実際は北朝鮮、中国へのゴマスリ政策を推し進めた。

その成果が吉と出ていれば未だしも、両方の当事者も呆れる準備不足と蝙蝠外交振りなので、両方からの信用を失墜してしまった。

それだけではない。

韓国の内政もまた、ひどい状況になっている。

ウォン安、経済失速、失業者増に加え、与党政治家のスキャンダルも続出する。

何をやってもうまくいかない文在寅だが、今後の韓国が自由主義陣営に残るのか、あるいはレッドチーム入りして、北朝鮮・中国派となるのかの踏み絵を強要される。

米中対立が先鋭化する中では、二股膏薬の蝙蝠外交は成り立たない。

さすが、韓国版福島瑞穂と「称賛」され、韓国を窮地に追い込む外交の天災、文在寅

 

その点、台湾は楽だ。

とにかく台湾は中国から目の敵にされ、虐められてきたので、米中が対立状態なら、迷うことなく旗幟鮮明に、反中、親米路線を貫くことができる。

日本も、比較的、楽だ。

国内に反日親韓中勢力がいるにはいるが、幸いにもその数は、三分の一程度の弱小だ。

しかし韓国だけは、どうしようもない。

どちらかにつけば、もう片方から敵視され、内需がなく輸出依存国家の韓国は、今でもガタガタなのに、どっちかについた瞬間から国の経済が崩壊してしまうからだ。

 

しかし、韓国の将来を冷静に分析すれば、韓国が進むべき道、もしくは進むであろう道は、自ずと見えてくる。

文在寅政権の五年間で、韓国は、北朝鮮・中国連合軍に与するしかなくなるのだ。

文在寅は大統領に就任以来。様々な社会主義的政策を矢継ぎ早に実行した。

その結果、労働者やパートの最低賃金は上昇し、老人層の就業率はアップしたが、その分、企業側の体力は弱体化した。

しかし組合の力が異常に強い韓国で、一旦上がった賃金をカットするのは至難の業だ。

そんな韓国内で、事業を継続しようとする企業や経営者はますます減少する。

外資本もまた、韓国にソッポを向き始めている。

 

一方、文在寅がぶち上げた統一朝鮮国家の方は、実現さえすれば、分断民族の悲願が達成されるし、北朝鮮の資源と韓国の技術が合わされば、韓国は世界先進国の仲間入りができるとの期待感と妙な自信を持たせた。

ただその場合には、ドイツ統一の前例のように国力を比較すれば、北朝鮮が韓国に組み込まれるのが当たり前だ。

ところが統一朝鮮では、ちょっと様子が違う。

 

何よりも、韓国側の旗振り役、文在寅にチュザッパ活動家の疑いがあるほど、文在寅政権の中枢部分の大半は、共産主義者社会主義者と目されている。

この場合、革命のご本家様は北朝鮮なので、韓国は飲み込まれる側になる。

韓国の国家資産をタダで総取りできる北朝鮮は大喜びかも知れないが、その場合、最下層成分に位置付けられる韓国民にとってはたまったものではない。

しかし、文在寅政権がアメリカから信用されず、日本には相手にされない現状では、韓国の選択肢は、北朝鮮に吸収合併された後、中国の属国に先祖返りすることになる。

さすがに事ここに至ると、韓国民の不満が爆発するだろう。

その時は、社会主義者が得意の強権弾圧で、不満分子を黙らせるしかない。 

 

日本の一番の懸念点は、全体主義共産主義国家と直接向かい合うことだ。

何だかんだと言っても、今までは世界最弱と言われる韓国軍を、駐韓米軍がサポートする形で、北朝鮮・中国と自由主義国家群が対峙していた。

その境界線が、38度線から対馬海峡に南下することになるので、他人事ではない。

そして、韓国がレッドチーム入りした時の、最大の同盟国、友好国が台湾となる。

中国の脅威と日々戦っている台湾は、アメリカ、日本と友好関係を結ぶことが容易だ。

文在寅大統領の誕生以降、日本外交にとっての韓国の重要性は、まるで薄れた。

 

今後は迷うことなく、台湾とタイアップ!

アメリカ共々、台湾との友好同盟の確立こそ、日本が進むべき道だ。

おバカさん文在寅の韓国が、そのことを教えてくれた。

いつものことながら、文在寅、ありがとうだ。