昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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真の敵はいずこ?

義兄は、当方以上の右寄り人間のはずだった。

「GHQに押し付けられた憲法など即時改正」が持論だし、日本の核武装にも大賛成で、無責任野党には悲憤慷慨している。

そんな義兄から、耳を疑うような、信じられない発言を聞いた。

 

「最近の安倍首相はおかしい」と言うのは未だ分かるし、一部同感だ。

しかし次の、「こうなったらイシバしかいない」発言には、心底びっくり仰天だ。

「何故、イシバ?」と詰問調で問いかけると、「だって他にいない」と答える。

イシバとは、あのバカ石破茂のことだ。

他にいないって言っても、総裁候補の中で、石破だけはあり得ない。

右寄り人間の中に、石破に期待する人がいることが信じられない。

 

義兄は、アメリカのトランプ大統領も嫌いだ。

確かにトランプは、アメリカ第一主義を標榜するし、度々舌禍事件を引き起こす。

マスコミから、最も攻撃されやすいキャラクターなので、新聞、テレビでトランプへの悪口を見たり聞いたりしない日がない。

しかしこのトランプは、世界の民主主義国家を代表して、中国共産党と対峙している。

また日本と韓国の間で恒例の揉め事が起きるたびに、表面上は中立を装うが、実際は必ず日本寄り姿勢に終始してきた。

中国にとっては不倶戴天の敵であり、韓国から見れば、全く頼りにならない用心棒だが、半面、日本にとっては、最も信頼できる同盟国のトップリーダーだ。

一方の石破は、憲法改正については「九条二項廃止」と、出来もしない原則論を叫ぶだけなので、実際のやる気には疑問符が付く。

北朝鮮でのハニトラ疑惑の所為か、中国、韓国への弱腰姿勢も目立つ。

国内でも、何かあると政権の足を引っ張る「背面シューター」の汚名が付きまとう。

次の総理大臣候補の中で、誰を差し置いても、最初に✖をつける政治家だ。

 

義兄と当方のこの政治感覚の差は、一体何に起因するのだろうか?

 

冷静に考えると、「今の日本に対する最大の敵国はどこか?」の違いに辿り着く。

当方は迷うことなく、日本のそれは中国であり、足手まといなのは韓国と考えている。

中国に対抗するためなら、国を問わず人を問わず反中勢力とは、無条件で連携するべきだろう。

一方の義兄は、務めていた会社が中国で事業展開していて、何度も中国を訪問しているので、当方に比べて中国へのアレルギーが少ない。

韓国は煩わしいと思っているようだが、「相手にする価値がない」と見下している。

だから、日本大好きな人間の割には、中国や韓国への悪印象が薄い。

中国と韓国を蛇蝎のように嫌っている当方とは、現状認識がかなり違う。

 

当方は、中国と韓国は、未来永劫日本にタカリ続ける蛭のような国家であり、骨の髄まで反日国家なので、絶対に理解し合える関係にはならないと固く信じている。

共通の価値観が皆無の両国に対しては、一瞬の油断もならないので、日本が生き延びるためには、アメリカやファイブ・アイズ諸国、そして台湾との連携こそ命綱だ。

 

だから、親中親韓の石破が次期総理大臣になるなど、絶対にあってはならない。

「では、誰がイイ?」と質問されると、答えに窮する。

民主党アメリカ副大統領候補に黒人女性が決まり、日本では万年立候補宣言だけの野田聖子と、一時期安倍に期待された稲田朋美が総理に意欲を見せるが、石破並みにダメ。

岸田文雄の方が、石破、野田、稲田よりも未だマシだ。

若干根暗気味だが、菅義偉官房長官の方が、岸田よりマシだ。

党内基盤は弱いらしいが、河野太郎の方が、岸田、菅よりもマシだ。

しかし本音で言えば、健康が許すなら、不満もあるが安倍四選がもっともありがたい。

 

自民党総裁候補に、どれもこれもパッとしないのは全く同意するが、しかし身内の義兄が、石破茂に期待するのはやめてほしい。

一寸先が闇の国際社会で、日本の総理大臣が、中国と韓国に毅然とした対応が取れなければ、いずれ中国に飲み込まれ、日本は沈没する。

 

そんな危機感を持って、義兄に説得しなければならない。