自民党総裁選は、戦いが始まる前に勝負がついてしまったようだ。
結果見通しは、菅義偉官房長官圧勝で、興味は岸田文雄と石破茂の二位争い。
そこで先ずは、前言撤回から。
安倍首相辞任の後継者としては、岸田文雄が一番スワリがイイと思っていた。
石破茂は論外で、岸田の見るからに優柔不断だし、政治家としての能力は菅義偉が一番とは思うが、何せあの風貌だ。
G7会議で先進諸国の首脳の中に、あの菅義偉が一人混じっている姿が想像できない。
民主党政権時代に国際会議に出席した菅直人は、まるで場違い感で浮きまくっていた。
村山富市に至っては、気後れして会話の輪にさえ入ることができなかった。
菅義偉の政治能力を、最悪総理大臣だった菅直人や村山富市と比べるのも申し訳ないが、人相風体ではイイ勝負。
菅義偉にも、菅直人や村山富市と同類のバタ臭さを感じてしまう。(個人の感想)
それなら、岸田の方がまだマシ。
と思っていたが、その岸田が政策発表でやらかしてしまった。
何と、あの韓国と話し合うと言い出したのだ。
せっかく韓国が誇る天災宰相・文在寅の努力の結果、「引き返せないほど悪化した日韓関係」なのに、それを話し合いで改善しようとしている。
バッカじゃないの?!
文在寅は反日だけを命綱として、韓国人を北へ、北へと誘導している。
アメリカに後ろ足で砂をかけ、世界のどの国にも先駆けて習近平の訪韓を実現させ、レッドチーム入りを確実なものにしている。
国内法をどんどん変えて、政敵は全て親日と断罪し、過去の歴史を自分たちに都合よく書き換えている。
そんな韓国に、日本側からわざわざ関係改善を模索する必要など、サラサラないのだ。
それなのに政策発表の場で、自ら韓国の歓心を買おうとする、そんな外交姿勢を知らされたら、見てくれがどうのこうのの理由で、菅より岸田を応援などできない。
「分断から協調へ」も、何のことか分からない。
一方、当選確実の菅義偉の方は、無難に「安倍路線の継承」を強調した。
・先ずは武漢肺炎対策を最優先し
・経済はアベノミクス推進
・憲法改正
と、安倍政権で成果が出ていないモノを、責任を持って引き継ぐとの宣言だ。
当然ながら、韓国への輸出適正化(韓国の輸入手続きの正常化)も継続案件のはずだ。
また日韓関係で最大のネックになっている、徴用工(応募工)問題について、官房長官時代の菅は極めて簡潔に「韓国政府の責任ある態度」を要求し続けていた。
彼が新総理に就任しても、あの姿勢が変わるはずがない。
もう一人の石破茂に立っては、果たして推薦人20名が集まるのだろうか?
石破の人品骨柄、政治家としての能力、今迄の裏切りと背面から足を引っ張り続けた政治姿勢については、ネット社会では情報が溢れ返っている。
何よりおかしいのは、党員投票では自分が有利と、我田引水で思い込んでいることだ。
前々回は確かに、党員票では石破が最多数だったが、時間の経過と共に石破のメッキははげ続けている。
その結果前回は、石破は党員投票でも安倍首相に及ばなかった。
その後更に、石破の悪行、悪癖が、白日の下に晒されてきた。
石破に影響されるのは、石破派の18人(除本人)、野党、偏向マスコミだけだ。
更には「国民を信用しなければ、国民から信用されるはずはない」とは、小泉進次郎並みのポエム発言だ。
これを最後に、石破が自民党内での働き場所がなくなることを、切に祈るばかりだ。
言ってみれば、押し出し以外は、菅が一番無難な安倍首相の後継者になる。
以上、自民党員でもない身の上ながら、自民党員同様、もしくはそれ以上の強い思いで、9月14日の総裁選挙結果を見守っている。