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オウム真理教教祖 麻原こと松本智津男の裁判

麻原こと松本智津男裁判の控訴が東京高裁で棄却された。
これでほぼ死刑が確定的となったとして、議論となっている。
例によって弁護士は、「麻原は心神喪失であり、裁判を受ける状況にない、精神鑑定が必要」との論法だが、時間引き延ばし戦術である事がバレバレとなっている。
控訴趣意書を期限までに出さず、裁判延期を図ったが、裁判所が「それでは裁判打ち切り」との姿勢を示すと、あわてて提出を表明していた。
しかし、裁判所としては、この露骨な作戦を拒否した為に、既に10年以上の時間もかかっている麻原裁判の結審が近づいてきた。

麻原の精神が本当に異常なのかどうかは分からない。
最初は、おかしいフリをしていたのだろうが、そのうち本当に精神異常になってしまったのかもしれない。
ただ、おかしくてもおかしくなくても、そんな事は関係ない。
麻原は、彼なりに正気の時代に世界征服を妄想し、且つそれを実行に移した男であり、その結果については絶対に責任がある。

「麻原に本当のことを言ってほしい。」
これもよく聞くフレーズだが、麻原が本当のことを言うはずがない。
本当のことを言った途端、間違いなく死刑になるのだから、嘘を言うか、あるいは黙秘権を行使するか、どちらかしかない。

「麻原に人間の心を取り戻してほしい。」
これも期待できない。
麻原が考えた世界は、漫画で荒唐無稽だが、本人とその取り巻きは至って真面目にあの馬鹿げた妄想を実現しようと、松本市と東京の地下鉄のサリンをばら撒き、全く無実の人を多数殺害してきた。
こんな事を主導した男が、急に人間の心を取り戻すはずがない。
また、少しでも罪の意識があれば、今のような引きこもり症候群になるはずもない。

おそらく麻原は、死刑を恐れ、恥じも外聞もなく狂気を装っている陳腐な似非指導者であろう。
このような男の為に、一生かけても償いきれない犯罪者になってしまった若者達も、自業自得ではあるが、気の毒だとしか言いようがない。