会社でアンケートによるストレス調査があり、過半数の人が仕事や私生活である程度以上のストレスを感じている事が判明した。
少数派だが、全くストレスを感じていない人と、極めて強く感じている人が同じ程度存在する。
大半の人は、仕事で上手く行かないとか、家庭で問題を抱えているとか、将来が不安だと思いながら毎日出勤し、帰宅していることが分かり、「自分だけではないんだ。」との変な安心感と連帯感が見られた。
しかし、考えてみれば、ストレスのない仕事なんてありえないはずだ。
楽しくて楽しくて仕方がない仕事なんかあるはずがない。
毎日、胃が痛くなるような経験をしながら、酒や趣味で心を癒し、何とか毎日の業務をこなしている人が大多数のはずだ。
一般的に、大好きな趣味を職業に選んではいけないと言われている。
職業となった途端、それは苦しみになり、ストレスになる。
そうなると、趣味の世界に逃げ込むわけには行かない。
一番好きな事が、最も苦痛になってしまう。
僕なんかは、サラリーマン以外に成りようのない、何の取得もない人間だったので諦めがつくが、下手に少しばかり能力があると、思いもかけない蟻地獄に落ちてしまう。
平凡は結構いいものだ。