昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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甲子園優勝投手、早稲田実業斎藤投手への狂騒曲

早稲田実業高校の斎藤投手に対して馬鹿騒ぎが続いている。
ハンカチ王子とやらで、彼が甲子園で使用した汗拭きタオルのメーカーを探したり、ふるさとの幼稚園や学校を訪ねたり、近所の人や同級生にインタビューしたりで、すっかり時の人である。

彼が、大学進学か、プロ野球に行くのか、果ては大リーグに挑戦するのかを本人そっちのけで議論したり、早稲田実業高校の偏差値を紹介し、あたかも斎藤投手が文武両道の模範的な高校生であるかのような印象を与えたり、本人が「英会話は出来ない」といっているにもかかわらず、英会話が得意なので海外向きだと断定したり、全くいい加減にしてほしいものだ。

各テレビ局とも、TBSが亀田を視聴率の取れるタレントボクサーに作り上げた事は非難するくせに、斎藤投手を全く同じ扱いにしている事には目をつぶっている。
マスコミは同じ手法で過去何人もの有望選手を駄目にしてきた。

確かに亀田に比べると、質問への受け答えが至って普通の高校生と見られ、また、あの高校生プロが競う甲子園大会の優勝投手だから大変な才能の持ち主とは思うが、そうは言っても野球以外の社会勉強をする時間などあったはずがない18歳の青年である。

よってたかって彼を持ち上げ、過度なヒーローに作り上げると、頭に乗ってしまったり、あるいは対人恐怖症になったり、ろくな事にはならない。

マスコミの狂騒曲に躍らされる事なく、もう少し冷静に見守る事が必要だ。