可哀相だな、亀田君は。
今回は文句なしの快勝なのに、何だかんだと文句を言われている。
前回、あらゆる場面で｢八百長｣と罵倒されていたが、今回はさすがに「負けていた」との見方はない。
その代わりに、「ＫＯできない」、「欲求不満」「勝ちに拘り面白みに欠ける」とか、どう見ても批判の為の批判でしかないブーイングを浴びている。
今回は亀田君も相当慎重だった。
いつものビッグマウスをグッと控え、相手の挑発にも乗らず、悪評にもひたすら耐えに耐え、必死に勝利を目指したようだ。
しかも、華々しいＫＯ勝利も捨て、フルラウンドで足を使ってのアウトボクシングで、絶対に負けない戦い方に徹していた。
元々、判定まで持ち込んだらホームタウンデシジョンで、亀田君の勝ちは間違いないと言われていた。
しかも、相手のランダエダの調子は全く悪かったようだ。
そして、目論見通りに勝利となったのに、勝ち方が不十分だとバッシングされてしまう。
ＴＢＳ以外のマスコミは、観客の中では「もう、亀田の試合は見たくない」との声が多かったと伝えていたが、ホンマかいな？
天性のヒール役、亀田興毅と亀田パパは、こうなったら、今後の試合でもセコクてもいいから勝ち続け、２０連勝位して所で「ざまぁ見ろ！」と悪態をつくしかない。
しかし今回の結果を見ても尚、僕の中では「本当に強いのかなァ、亀田君は？」との疑惑は残ってしまったボクシングだった。
いつも強がっている亀田君って可哀相だな。
