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無修正「カーマスートラ」の日本語本発見!

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先般、インドのニムラナ城砦観光に出かけた時の話。
デリー-ムンバイ間を結ぶのが、都市部は年から年中無茶苦茶な渋滞、ちょっと田舎はデコボコ道路、インド一の幹線道路NH-8(国道八号線)である。

デリーからムンバイへ100kmほどドライブした所にあるモーテルに立ち寄った。
インドでは小奇麗なのだろうが、我々日本人が宿泊するには少々勇気を必要とする。

受付に、ひげを生やしたインド人が所在なさげに座り、別に客に対して愛想を振りまくわけもない。
食堂は、日本で言う昔の一膳飯屋風だが、部屋中をしっかり蠅が飛び回っている。
横に、灯りを付けても尚暗い土産売り場があり、民芸品が売られているが、客は一人もいない。
象の彫刻や、手編みのショールなどを見ていると、後ろに先ほどの受付のオニイチャンがじっと佇ずんいる。
別に商品の売りつけに努力するわけでなく、ただじっと見つめているだけだ。

食指が伸びる商品は全くない。
どれもこれも色合いに全く魅力がなく、細部もいいかげんに仕上がっている。
お世辞にも、出来の良い民芸品とは言いがたい。

ラジャスタン州ロードマップと観光ガイドブックが雑然と置かれている部屋の一角に、何とインドの名(迷)著「カーマスートラ」のコーナーがあった。
海外向けは、西洋系男女モデルが睦みあっている写真入りだが、こちらはソフトムード。
ところが、手書き漫画風の方は、まさに日本の浮世絵の如く、局部を誇張して書き込んでおり、こんな物をインドで販売していいのかの思われるほどのリアルさ。
そして、その中にカタカナ書きのカーマスートラを発見した。

一体、誰がこんな本を買うのだろうか?
こんな田舎のモーテルに日本人が宿泊するのだろうか?
不思議で仕方がなかった。

料金は350ルピー、日本円で言えばおおよそ千円。
明らかに高すぎなので躊躇ってしまったが、今にして思えば買って来ればよかったと反省している。

写真)  屮ーマスートラ」カタカナ本の表紙
    国道8号線沿いのモーテル
    モーテル内の薄暗い食堂、客は誰もいなかった