久間防衛相、辞任しても火だるま状態!

間議員が、突然防衛相を辞任した。

大臣としては当り前の対応策だと思うが、ここに至るまでがダッチロールだったので、辞めて尚非難の声が続いている。
間議員も、ニヤついた顔つきで、どうにも訳のわからない言い訳をするものだから、「反省していない」と攻撃されてしまう。

「与党に選挙で迷惑をかける」から辞任らしい。
すると早速、野党から「安倍首相の任命責任」とか、「選挙がなければいいのか」とかの反発が出ている。

僕は、久間議員の言い訳はまさに本音だと思う。
選挙さえなければ、彼は辞任する気はなかったのだ。
今回は、与党公明党が「しょうがない」発言に大反発し、久間辞任をリードした。
公明党は「平和の党」を自認しているようだが、実は今回は選挙対策で早期のトカゲのしっぽ切りを主張しているのだろう。
しかし、これはおかしい。
問題発言した久間議員を辞任させるのなら、任命した安倍首相の責任も追及しないと辻褄が合わないが、公明党は安倍首相を批判してはいない。

そして野党だって、久間議員が防衛相を辞任した後でも、選挙目当てになんだかんだと批判を続けているので、品のない表現だが、「目くそ鼻くそ」なのだ。
今回は、安倍政権の重要閣僚として、閣内不一致の発言をした事が問題なのであって、久間議員が、個人的に原爆投下にどう思おうと、それは自由のはずだ。

間議員の考え方は、次の選挙で長崎県民によって審判が下される。
それが民主主義だろう。