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クライマクスシリーズって納得できないナァ!

巨人が、クライマックスシリーズ三連敗で日本シリーズ出場を逃した。
4月からおよそ半年かけてのペナントレースで、セリーグ優勝を果たしたのに、今年から始まったクライマックスシリーズで負けてしまったのでは、まさに画竜点睛を欠く典型となった。
何とも割り切れないものを感じてしまう。

去年まではパリーグだけが採用していたシステムだが、元々はパリーグ人気回復の目玉として考えられたものなので、巨人を中心に確固としたファン層に支えられていたセリーグには関係ないはずだった。
ところが、セリーグでも巨人戦中心のテレビ中継視聴率が低迷し、また肝心の日本シリーズでも、直前のプレイオフで死闘を演じたパリーグ勢に、勝負勘の上でも歯が立たなかったので、今年からセリーグクライマックスシリーズと称してプレイオフ制度を採用したものだが、先輩のパリーグが順当にペナント優勝の日ハムが日本シリーズへ進出したのに比べ、セリーグでは一年目から優勝チームの巨人が新制度で煮え湯を飲む事になった。その為、早速来年からの制度改定が検討されるとの事。

大リーグでは大成功を収めているプレイオフ制だが、チームやリーグの数が日本より多く、リーグ優勝の価値が日本とは根本的に違う。
大リーグの各チームでは、リーグ優勝での喜びなどソコソコであり、プレイオフを勝ち抜きワールドシリーズへ進み、ワールドチャンピオンになる事を最大の目的として闘っている。

大リーグの制度を、人気回復に何でもありだったパリーグが採用したのが成功したように見え、あわてたセリーグも遅ればせながら同調したのだろうが、日本ではいつまで経っても馴染めない制度の様な気がしてならない。

野球の人気は凋落気味であり、何とかしなければと焦っているのだろうが、人気回復は分かりにくい制度への改定ではなく、やはりプレイそのものが魅力的で各チームが最後まで鎬を削る戦いを続ける事になるはずだ。
昨年まで四年も続けてセリーグ優勝を逃していた巨人が、やっと賛成して出来上がった制度の最初の犠牲者になるなど、巨人にとっても巨人ファンにとっても面白くない結果になった。
またクライマックスシリーズを勝ち上がった中日落合監督が、「真の優勝者は巨人、中日は日本シリーズへの出場権を得ただけ」等と、聞いたような口のきき方をすると、さらに腹立たしく思ってしまう。

パリーグに関係なく、やはりセリーグ日本シリーズに出場するのは、半年間のペナント優勝チームが良い。
(と、改定した途端、また巨人がペナントをとれなくなってしまうのでは…….)