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花粉症が深刻

電車でも会社でも、マスク姿の人が増えてきた。
マスク自体は、昔は単に長方形だったのものが、今や立体的になり機能も大幅にアップしているようだが、大きなマスクで顔を覆っている人の多さに花粉症の深刻さを感じてしまう。

花粉症なる言葉は最近出来たものだ。
症状としては昔からあったようだが、単に「鼻風邪」とか「春風邪」とかと思い込んでいたようで、病気として認定されていたわけではない。
ところが医学が進み、杉の木の花粉へのアレルギー反応である事が分かると、花粉症の患者が激増、今や日本人の20%が花粉症患者と化している。
杉だけではなく、あらゆる花粉でそれぞれにアレルギー症状が発生する事も分り、花粉が飛び交う春は患者にとっては憂鬱極まりない季節となっている。

最近の研究では、体内で花粉へのアレルギー源が蓄積され、臨界点を突破すると花粉症が発症するらしい。
即ち、理論的には全員が花粉症となるらしい。恐ろしいことだ。

幸い、僕自身は今のところ花粉症ではない。
しかしある友人は、まさにある日突然、会社で花粉症になってしまった。
いきなり鼻水がズルズルと垂れはじめ、已むなくまるで映画の「八墓村」の雰囲気でティッシュを棒状にして鼻の穴に突っ込んでいた。

何の前触れもなく花粉症になってしまうのは困ってしまう。
明日は大事なゴルフの予定がある。
しかも、ゴルフ場は花粉の宝庫ときている。
確かに、コース内の杉の木は、まるで枯れ始めているのかと思うばかりに、大げさに言うと真っ赤に見えるほど大量の花粉を蓄えている。
そして、風が吹くと、今度は一転、まっ黄色の花粉が、まるで黄砂のように空中に放出される。
花粉症の人は、見ただけで気分が悪くなる光景らしい。

現代病とも言われる花粉症。
有効な治療方法がなく、注射や薬の予防措置しかないらしい。
しかし、国策として杉を植林してきた為に患者が増えてしまったり、車の排気ガスや大気汚染が原因とも言われ、人災の要素も大きい。

便利な生活を追求した為に、不自由極まりない病気が増えるなんて、何と皮肉な事だろう。