昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ガソリン価格は、いっそ千円になればいい!

ガソリン価格が30円も上がると大騒ぎだったが、そのうち誰もが今回の騒動を忘れてしまう。
そして、あたかも何もなかったかの様な日常となるだろう。
果たしてそれでいいのだろうか?

我々は石油が有限の資源である事は知っている。
しかし、石油は数十年前から「あと30年でなくなる」と言われ続けたものの、ちっとも状況が変わらないので、「自分が生きている間は枯渇しないのでは」と、希望的に考えている。
だから、石油価格が暴騰すると一時的に節約ムードが高まるが、そのうち元の木阿弥でまた大量石油消費の行動パターンが復活してしまう。

しかし、今度の石油危機は本物だろう。
何せバレル100$を突破した後、半年もしないうちに更に20%も上がり、今後とも需給緩和の兆しすら見えてこない。
この間世界で消費される石油と、発見される埋蔵量とを比較すると、圧倒的に前者が多い。
すなわち、石油枯渇へのカウントダウンが始まったのだ。

現在の生活は石油なしでは成り立たない。
あらゆる製品が石油をベースに出来上がり、石油を燃料に稼動している。
太陽電池風力発電などが注目されているが、その部品もほとんどが石油から出来ている。
その石油が残り少ない資源だとすれば、われわれは自己防衛の為に徹底的に節約しなければ、生活そのものが破壊されてしまう。

自動車で無駄なドライブなど持っての外。
ガソリン価格をリッター当り1,000円にまで上げて、強制的に消費を抑えなければならない。
無論、救急車やパトカーなど公共性の高い車は別扱いだが、一般家庭ではほとんど車を使えなくなるような思い切った施策で、貴重な石油を長持ちさせる事が必要だろう。
燃料としての石油使用は極力抑え込む。
(「ガソリン満タン」などとんでもない。一回当り5リットルが限界ならかなり消費が減る)
石油は、原料としてだけのみ使用可能とする。

庶民は自転車か歩いて買い物。
そうすれば、空気はきれいになるし、交通事故は激減する。
道路族や利権団体が血眼になって作ろうとしている高速道路も不要となる。
ただし、仕事もなくなり金もなくなる。

誰もが太平天国が永久に続くと思っている間に、我々の生活の危機がそこまで迫っている。
この間のガソリン価格狂騒劇を見てそう思ってしまった。