シリコンバレーの町サンノゼ。
朝から雲ひとつないカリフォルニア晴れ。
気温は30度を越しているが湿気がないのでさほど苦痛ではない。
ホテルの朝食にご飯と味噌汁、のりとお新香と一緒に、どう見ても蒲鉾のような妙なものまで置いてある。
食べてみると、蒲鉾のような、違うような奇妙奇天烈な味がする。
それでもうれしくなって味噌汁のお代り三回は、アァ我ながら日本人だナァ!
時差ぼけは一日で解消、爽やかな目覚めから典型的日本食で腹ごしらえ、絶好調でビジネス開始。
と、ホテルへ迎えにきたのは、昨日も一緒だった我が同志で今回の案内人K氏。
見ると、ゴルフと見違えるようなお気楽ファッション。
聞けば、「この地でネクタイにスーツ姿なんて日本人だけ」との事。
確かに会う人の全てが彼と同じような格好だった。
当方はいつもの事ながら、上から下までスーツのドブネズミファッションで「ビシッ!」と決めている。
ここでは何とも様にならないが、堅苦しい服装では新しい発想が浮かばないのだろうか。
昼は客とインド料理へ。
ビュッフェスタイルのカレーがうまい。
今やカリフォルニアでは、白人アメリカ人はマイノリティ。
あらゆる民族がなだれ込んでいるが、中でもヒスパニックが増え一部ではちょっと問題になっている。
しかし、インド人やわが日本人もソコソコにいるし、出張で来る人たちも増えている。
今日の朝食と昼食で、その事を実感した。
街中でも駐車場でも、トヨタプリウスを矢鱈と見かける。
ついつい、「I have the same car, PURIUS」と自慢してしまうのが悲しい。
同型車に比べると50万円ほど高いが、昨今のガソリン価格高騰の影響でドンドン売れているらしい。
それに比べ、ガソリンをガブ飲みするアメ車は人気凋落だが打つ手なし。
サブプライム問題で車が売れず、トヨタホンダすら困っているぐらいだから、アメ車はまるで八方塞りの体たらくで、過去の栄光の思い出に浸る「ビッグスリーは、今後どうやって生き残る積りだろう」と思うのは、いつもながらの「余計なお世話!か?!
三泊四日の強行軍でアメリカを横断したが、今回の出張の予定は今日で終了。
最後の晩餐はまさに日本にいるのと同じ料理の数々で、おいしい日本料理に舌鼓、明日はサンフランシスコ国際空港からの帰国となる。
写真説明)
サンノゼの街中で見かけた名車「プリウス」の雄姿。今や中古車でも大人気で新車並みの価格で売れるらしい。