昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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イチローの三千本安打なんか祝わないゾ

日本中がお祝いムードで一杯のイチロー三千本安打達成!

曰く、「日米を跨ぐ偉業!」
曰く、「世界中が驚愕!」
曰く、「タイカップと同じスピードで達成!」
曰く、「世界新記録も間近!」

相も変わらない提灯記事のオンパレードにうんざりしてしまう。
比較の対象に張本の記録があげられているが、彼は日本プロ野球だけで達成したもの。
一方、イチローの三千本安打の六割近くがアメリカで達成されたものであり、比較する事自体無理がある。
そう言うと、「むしろハイレベルの大リーグで達成したから価値がある」との意見が出るだろうが、イチロー自身が、「日本のレベルはアメリカ以上」と認めている。
違うリーグでの記録を「日米通算」とかで褒めちぎっても無理があると思うのだが。

例えば、日本と韓国リーグでの記録を合計したものが世界一になったからといって、我々はそれを認めるだろうか。
王貞治のホームラン記録を日本人は世界記録と認識しているが、アメリカでは全く評価されてはいない。
ちょうど、韓国イスンヨプが王のホームラン記録を追い抜いているが、我々日本人がそれを世界一の認めていないのと一緒だ。

イチローが日本で七年連続首位打者をとり、アメリカで1700本以上のヒットを打った事は素晴らしい偉業である事は間違いない。
彼は天才打者だから、まもなくアメリカで2千本安打を達成するだろう。
聞き及ぶ限り、大リーグの野球殿堂入りも確実との事。
これこそ、イチローがなしえた実績への最大の賞賛だろう。

ほとんどの日本のスポーツ新聞が、第一面から三面まで使って持て囃すのは、島国の空騒ぎにしか見えない。