昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ウォッカと焼酎で前後不覚に!

ここ二カ月で三回目、またまた韓国へ行った。
今回はわずか一泊二日の強行軍、到着した日にソウルの焼肉屋で韓国の顧客と会食した。

先方の常務さんが、ゴソゴソとテーブルの下から持ち出したのがロシアのウォッカ
何でもロシア勤務の経験から、入手ルートがあるらしい。
あまり高い酒ではないが、それでも「このブランド品を手に入れるのは難しい」と自慢していた。

そこで、まずは全員ウォッカで乾杯から宴会が始まった。
「一気飲みがルール」とやらで、鼻をつまんでグイと流し込む。
ヤンヤヤンヤで座が盛り上がったが、すぐに二杯めの乾杯。
これも全員で一気飲み。

ここからテーブルに隙間なく並んだ韓国料理を食べ始めるのだが、今度は韓国流の焼酎の回し飲みが始まった。
自分の猪口を相手に渡し、焼酎を並々と注ぎ「さぁドウゾ」
これを一気に飲んで返杯。
すろと、隣の人が「では次は私の盃で」と、焼酎を注いでくれる。
10人全員と焼酎を飲み交わしているうちに、何とかお開きの時間になった。

ここで丁寧にお礼を言い、お土産の交換をしたところまでは記憶があるのだが、その後は何一つ覚えていない。
自分がどこにいるのか分からないまま、ホテルの部屋でベッドに寝込んでいた。
背広はきちんとクローゼットに収納しているし、同僚達に聞いても「しっかりした足取りで部屋に向かった」と言われるので、千鳥足の酔っぱらいではなかったようだが、ホテルでのチェックインの記憶もない。
年を取って以来早起きが当たり前になっていたのに、この日は午前8時まで熟睡している。
無論風呂にも入っていないし、歯も磨いてはいない。
しかし、それほどの酔いなのに、二日酔いで頭が痛いわけではない。
ウォッカと焼酎では、悪酔いはしないようだ。

翌日再度顧客を訪問したが、昨晩は酔いに任せて「ベスト価格で提供します」と約束した由。
一晩経って、まるで記憶がない事から「申し訳ないが、そんな約束は思えていません」と言い訳、双方大笑いで無事に予定を終了。
昼過ぎの便で帰国の途に就いた。