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韓国人の中にも人物はいる........少し反省

当方、泣く子も黙るアンチ韓国だった。
原因を挙げれば、数限りない。
世界遺産登録をめぐる尹炳世外相のだまし討ち、中国の抗日70周年記念行事への朴槿恵大統領、潘 基文国連総長の態度。
どいつもこいつも、全く信用ならない。
韓国きってのトップリーダーたちが、揃いも揃ってこの調子なので、韓国人全員を変な奴らに違いないと決めつけていた。

しかし先週金曜日にBSフジで放映した「プライムニュース」を見て、その考えが少々浅はかだったと思い知った。
この日は、日中韓三国の記者による討論だった。
その三人とは、
   日本)古森義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員)
   中国)韓暁清(人民日報日本語版「日中新聞」社長)
   韓国)ホン・ヒョン(統一日報論説主幹)

中国、韓国代表の二人は、どうせ反日に凝り固まったエキセントリックな意見に違いないと思いながら聞いた。
確かに中国の韓女史は、例によって我田引水、牽強付会の無茶苦茶な中国礼賛の意見だった。
例えば中国共産党一党独裁の矛盾について質問されると、「中国は多民族で多様な価値観があるので、共産党一党でリードしないと国が持たない」とか、「中華思想は、中国が中心になれば、アジア周辺の国がすべてうまくいくと考える思想。中国は秦や唐時代の領土の広さを期待している」とか、他の国が聞けば呆れ果てるような暴論を平然と吐いていた。

ところが韓国のホン記者は、抗日70周年記念行事と軍事パレードに朴槿恵が出席した写真について、「これは大変まずい。世界で問題視される国のリーダーの中に、朴槿恵大統領がいるのは問題だ」と語った。
司会者から「しかし朴槿恵大統領の支持率は50%に上がっている」と指摘されると、「朴槿恵の固定支持者は35%程度、それ以上は左寄りの政策をとるとアップするだけ。韓国の左とは、反米反日、親中親北だ」と、極めて分かりやすい。
また中国に対しても、「中国は何の権限もないまま韓半島を侵略、今に至る朝鮮分断化の責任者だ」と断罪していた。
また韓国民は、韓国のフィンランド化を心配していた。
更には中華思想には国境がないので、中国は周辺諸国へは常に上から目線の対応になる。
対中国の貿易は韓国の25%に達しているが、今後の中国に不安がある以上、これを減らす努力が必要だと、極めて冷静沈着に現状を分析している。

しかしホンさん自身が認めていたが、そんなことを言えば、韓国では「親日」のレッテルを張られ、日常生活に支障をきたすし、政治家は選挙で落ちてしまう。
韓国は、隣接する北朝鮮の脅威や、潜在的な中国のリスクよりも、反日こそが生きがいの、いびつな国民性で成り立っている。
しかし考えてみれば、韓国人全員が、平然と横車を押すような国民でもあるまい。
口を開けば反日を喚き、少々信憑性に欠けても、反日だけは正義をみなされる韓国にも、このような人物がいる。

初めて真面な韓国人を見た気がして、少し韓国人を見直す気持ちになった。
少数かもしれないが、中にはホンさんのように、韓国の無茶苦茶論理に眉を顰めたり、内心忸怩たる思いを持つ人もいるはずだ。
どうにも付き合いにくい国と民族性だが、ホンさんのような人物がいれば、そのうちに少しは良くなるのではと、淡い期待を持つことにした。