昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

情けない言い訳でしたね、週刊新潮さん

週刊新潮が大恥を晒した。
全くの出鱈目告白を、「世紀のスクープ」と銘打ち、数週間にわたってさも自慢げに連載した。
しかし、もう一方の当事者で被害者の朝日新聞から「事実と異なる」とクレームをつけられると、威勢の良さが一気にトーンダウン。
「事実を検証するのは警察の仕事で、週刊新潮ではない」と言いだした頃から雲行きが怪しくなった。

もう一人大恥をかいたのが、花田紀凱元週間文春編集長。
連載が始まった第一回目を読み、「本物!」と断じた。
しかし、こちらは二回目以降からだんだん方針変更、その後は週刊新潮に訂正記事を書く事を勧めていた。

そして木曜日発売の週刊新潮は、ついに「騙された!」と、自分達の記事が事実ではなかったと認めた。
尤も週刊新潮に情報を提供した島村某は、その前に産経新聞に「自分は犯人ではない。あれは新潮が描いたシナリオ」と喋っているので、週刊新潮が今更自己否定しても「遅すぎ」の感が強い。

それにしても、真実を追求する立場の編集者達が、いかにも胡散臭い人物の法螺話を「怪しかったが、否定する材料もなかった」からと言って、こうも見事に騙されるものか!
週刊新潮は、如何にも「騙した奴が悪い」みたいに書いているが、どう見ても騙された方が馬鹿だろう。

早川清編集長殿
全くの大嘘記事で売り上げを伸ばした週刊新潮は、10ページに及ぶ言い訳特集を書けば事済むわけではありません。
週刊新潮は、出鱈目記事を信じて購入したすべての読者から、商品を買い戻すべきです。
そして、今回の言い訳記事が掲載された週刊誌は無償で配布すべきですぞ。

実は不肖私メも、扇情的な中吊り広告にひかれて特集第一回目の週刊新潮を購入した。
よって、週刊新潮の今週号を無償で貰える権利を有している。(と思っている)

今回の言い訳は、反体制的な記事で人気を博している週刊新潮にしてはあまりに見苦しい。
せめて、僕の大好きな連載「黒い報告書」の最後にある、「最近の事件を参考にしたフィクションですと書くのを忘れました!」とでも言ってくれれば面白かったのだが。