昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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昨日で刑期満了、晴れて無罪放免!

昨日我が家にお役所から電話がかかってきた。
「いかがですか?お変わりありませんか?」
昨日がアメリカから帰ってきてちょうど10日目。
いわゆる潜伏期間満了の日だったからだ。

この間、風邪をひかないよう細心の注意を払いながら生活してきた。
意識の上では、まるで罪でも犯して逃げ回るようなプレッシャーがあった。
普通なら初夏にも近いこんな時期に、必ずうがいと手洗いを励行するなんて事はなかった。
しかし、万一発熱でもしようものなら、マスコミをあげての「豚」狩りに合う事が必至。
「絶対に風邪をひいてはいけない」
その一心で10日間を生活してきた。

一度、7日目に大ピンチがあった。
帰宅すると、妻が浮かぬ顔。
聞くと、昼頃急に息子が夕方39度の発熱、のどの痛みで帰ってきたらしい。
症状はインフルエンザそっくりだと言う。
この時ばかりは、「アメリカ帰りの夫婦から感染!」との新聞記事が浮かんだ。
実は会社では公式には、「感染国からの帰国者は例え私的な旅行であっても10日間は自宅待機する事」とのお達しが出ていた。
しかし、仕事があるのでそんな事は無理。
実際は、用心しながらも全く普通に通勤を繰り返し、顧客とも会っていたので、「新型インフルエンザだったら皆に迷惑をかけるな」と、憂鬱な気分にもなった。

翌朝一番で病院に行ったところ、「インフルエンザではなく、単なる風邪」と判明し、ホッと一安心。
そんな苦労もあったが、全てが昨日で解消。
これで、今回のアメリカニューヨーク旅行の後始末が終わった。

しかし、それにしても今回のインフルエンザ騒動は常軌を逸している。
昨日も海外からのゲストを迎えたが、この10日間の訪問先チェックだけではなく、会議前の消毒や会議中のマスク着用を実質的に強制する。
マスクに慣れていない人達は、さぞや窮屈だっただろう。
思っていたよりも菌の毒性が弱く、10日間の潜伏期間も7日間に短縮されるらしい。
確かに水際で食い止める方がよいに決まっているが、あまりに恐れて騒ぎ過ぎるのもいかがなものか。