昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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皆既日食フィーバー

今日は46年ぶりの皆既日食(らしい)。
前回の事ははるか昔なので、まるで覚えていない。
しかし不思議な事に、もっと前の皆既日食の事を覚えている。
当時は小学生(だったはず)。
初めて経験する皆既日食とやらで、学校中が大騒ぎだった。
僕は、黒の下敷きを通して、太陽が欠けていく事を確認した(様な気がする)。

時世時節を経て、今年もまた皆既日食フィーバーとなった。
日本中の好き者達が今日の数分間の為に、一週間の休みまでとって「何とか島」に参集している。
何とか言う生意気女優は、婚約者と共にわざわざ皆既日食見物に、何とかいう島までお出ましになり、それをマスコミが追いかけまわす。

天下泰平!
人間はいつになっても、自然が作り出す偶然に、神様の存在を投影して畏まるものだと思う。

ところで科学の進歩とは面白いもので、皆既日食を見る機械として日食グラスなるものが紹介されていた。
曰く、サングラスや下敷きで皆既日食を見つめると、最悪の場合失明の恐れがある、との事。

嘘をつけ!と言いたい。
何十年か昔の小学生時代には、日食グラスなんてものは影も形もなかった。(実際にはあったのかもしれないが、そんな物は誰も知らなかった)
黒のサングラスなんて、野末陳平のような胡散臭い(ふりをした)不良が着用するものだったので、これまたほとんどの人が持っていなかった。
結果として周りには黒の下敷き以外に適当なものがなく、全員が一斉に下敷きを空に掲げたものだ。
そして、誰ひとり失明したなんて話はない。
いくら今の子供が虚弱体質になったとしても、たかが数分間太陽を下敷き越しに凝視したとしても、それが原因で失明なんてするものかナァ???

いずれにしても、今後三十年以上は皆既日食を見る事が出来ないようだ。
不肖私メ、もちろん日食グラスなんてものは持っていない。
今や、黒の下敷きの方はもっと入手するのが困難だ。
せっかくのチャンスなので、せめて薄目を開けて、様子を見てみよう。
晴れたらいいな。
(ついでに景気も!)