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国旗について

民主党が、日本の国旗日の丸を切り貼りして党旗を作った事が問題になった。
今回の選挙で絶対優勢が伝えられる民主党の党旗を見ると、成程そんな作り方ができる代物だ。
そもそも、この党旗をデザインした人は、日の丸をモチーフにしたのだろうか?
また、一般的な常識では、自国の国旗に鋏を入れる事に躊躇するものだろうが、果たして民主党の誰が、日の丸を切り貼りしたら党旗になる事を発見したのだろうか?
今回のような事件が起きると、日本は未だに国旗、国歌に対して国民の総意が出来上がっていない事が良く分かる。
本件は、いかにも日本人の国旗への思いが象徴的に出ている事件だ。
人によっては、日の丸を忌み嫌う人たちもいる。
君が代もそうだが、日の丸を太平洋戦争の象徴ととらえ、国旗、国歌を否定する考え方だ。
一方日の丸礼讃派のわが愛読紙、今や劣勢自民党の機関誌と化した産経新聞は、ここぞとばかりに民主党の体質を批判している。
さすがに、鳩山由紀夫岡田克也も「不適切な行為」との意見を発表したが、民主党小沢一郎のような田中角栄の直系から、日教組から支援を得た輿石東みたいな左派勢力のゴッタ煮政党なので、日の丸に敵意を持っている党員がいても何ら不思議ではない。
今回の事件を引き起こした民主党員には、国旗への尊敬の心は全くないはずだ。

ところで、他にアイデンティティのない新興国アメリカは、国旗・国歌への忠誠心は強制されている。
彼らは、国旗・国歌の前には常に敬礼、あるいは胸に手を当て敬意を表明する。
しかし、アメリカ人は国歌を勝手気ままにアレンジして歌う。
様々な催し物の最初に必ず有名人の国歌斉唱があるが、オリジナル通りに歌う事は少ない。
また、シャツや帽子だけでなく、ボクサーのパンツまで国旗をデザインしたものが登場する。
日本なら、パンツに日の丸を縫い込むと大問題になりかねない。
アメリカでは、敬意と親しみが一緒のようだ。

そう言えば、国旗に添え書きをするのは許されるのだろうか?
個人的には、これもまた決して褒められる行為ではないと思うが、問題になる事はない。
国旗に対する思いがそれぞれに違うのだろうが、親しみの表現はOKのようだ。

アメリカでは、玄関先に日常的に国旗を掲げている家が多い。
一方我が日本では、小学校唱歌で「白地に赤く日の丸染めて、ああ美しき日本の旗は」と歌われた日の丸だが、祝日でさえ掲げる家は少ない。
我が家の近所でも、年間を通して日の丸を見る事は全くない。
そして、誠に恥ずかしながら我が家にも日の丸はない。
サッカーの国際試合になると、日本人であることを痛感し日の丸を打ち振るように、むしろ日常的に全く自然に国旗に親しむ必要があると思う。