昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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生キャラメルは流行遅れのおミヤゲ

札幌に出張した。
普通は日帰りだが、今回は久しぶりに一泊二日のリッチさ。
北海道の新鮮な魚を満喫、大好きな蕎麦焼酎の梅干入りお湯割りを痛飲。
ヨレヨレになってホテルに帰った。

翌日は朝から、オシゴト。
チャチャと片付け、さあ昼飯。
「何にしませう?」
「北海道に来たからにゃ、ラーメン、ラーメン」
と言う事で、北海道で初めて味噌ラーメンを始めたと言われる老舗「味の三平」へ。
この店、文具屋ビルの四階、ラーメン屋にしてはほとんど場違いな場所にある。
昼ちょっと前に到着すると、13席で待ち人二人、待つ事五分。
大盛り味噌ラーメン950円を注文したが、これが美味いのなんのって。
スープまで完食。

帰りしな、途中にあの有名な「花畑牧場直営店」を発見。
850円の生キャラメルを五個購入。
半年前には、これを買う為の長蛇の列を千歳空港で見たので、並ばずに買えた事に感謝感激!
東京まで持ち帰るのに冷凍材105円を奮発。
頭の悪そうなネーチャンが「三時間しか効果が持たないので、千歳空港の直営店で入れ替えて」と言いながら8605円を請求してきた。
当方、ほとんど請求金額のチェックはしないのだが、あまりに高いので「これ一個850円だろう?」と聞くと、バツが悪そうに「スミマセン、間違えました」だって。

オイオイ、間違えて高く請求するな、間違うなら安くしろ!
と些か腹が立ったが、しっかり言いつけを守って千歳空港の直営店で冷凍材を入れ替え。
時間があったので空港の土産物屋をふらつくと、花畑牧場の生キャラメルがそこここで売っている。
一昔前には数時間並ばないと入手できなかったお土産が、今や簡単に買える。
こうなると、まるで有難味がなくなってしまう。
行列が出来ていると並んででも食べたいが、すぐに食べられると食欲がわかないラーメン店みたいだ。
苦労して家に持ち帰ったが、我が山の神の感想は「今は簡単に買えるのよネ」だって。

やはり、お土産は大衆化しては駄目、希少価値がないとネェ。
大実業家の道を進む田中義剛先生は、金儲けに目が眩んだのかな。