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南ア大統領三人目の嫁さんを娶る

南ア大統領、三人目の嫁さんを

南アメリカのズマ大統領は67歳。
そして1月4日に5回目の結婚。
一人は自殺、一人は離婚らしいので、実に三人目のオヨメサン。
何でも南アでは、法律で一夫多妻が認められている由。
結構な事で、「老いて(?)益々オ盛ん」と感心してしまう。

ところが、どこの世にもお節介な連中はいるもので「女性蔑視だ」と騒ぎ立てているらしい。
産経新聞の見出しも「ズるいよ!マた奥さん」とズマ大統領をもじって皮肉っている。
ズマ大統領は、「一夫多妻制は南アの伝統文化」、「一夫一婦制を装いながら、愛人や隠し子を持つよりも、南アの伝統を誇りに思う」と鋭く反論している。

大体、何を持って一夫一婦制が正しく、一夫多妻制は野蛮だと言うのだろうか?
先進国と称する国々では一夫一婦が当たり前で、一方の発展途上国の中に一夫多妻制が存続する事で、いかにも女性蔑視と映るのだろう。
しかしイスラム教で四人まで妻帯出来るのも、男性が少ない社会で子孫を残す為の知恵であるように、その民族、部族の生活の知恵によって結婚の形態も変わっている。

自分達の文明が絶対に正しいと言うのも、いわゆる「先進国」の勝手な思い込みで、実はそんな文明は後退しているのかもしれないのだ。
これは、鯨保護団体が「鯨を食べるのは野蛮だ」と決めつけるのと似ている。

自分達の価値観だけが絶対に正しいと信じ込むのは、極めて危険な考えだ。
近代文明で我々は便利にはなったが、却って感性の鋭さは失っている事だって多い。
自分達の世界では一夫一婦制が正しくても、違う世界では一夫多妻制が上手く機能することだってある。
例えはおかしいが、蟻の世界では多夫一妻制で機能運営されており、女王蜂の為に働き蜂はひたすら奉仕するのが当たり前なのだ。
よその国に、自国のしきたりを強制するべきではない。

因みに当方、金力、体力、精力共に自信がなく、一夫一婦制でも四苦八苦状態なので、一夫多妻制の社会を羨ましいなんぞ、思った事もない。
ただ、三人の嫁さんを持つズマ大統領に対して、「ズるいよ」なんて全く思わないだけだ。
それにしても南アのズマ大統領、精力も絶倫ながら、頭脳も実に明晰のようだ。