昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ペリカン万年筆

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実は過日、かれこれ20年近く使っていたペリカン万年筆を紛失。
落とした場所は電車の中、しかも終点での出来事だったので、当然戻って来る物と楽観していたが、残念ながら拾得物センターに届けられる事はなかった。
長年使い込み馴染んでいた文具だけに、しばらくは大いにショックだった。

最近は、年をとったせいか、なかなか考えがまとまらない。
また物忘れは、人一倍激しくなっているようだ。
やむを得ず、何か思いついたらその場でメモに書いておく事にしている。

会社では、最近はほとんどワープロで文章を作るので、万年筆などを使う事は少ない。
しかし、出張の時は、残りのバッテリーを気にせずに済む万年筆が便利だ。
特に重要な商談の時には、電車の中でその日の主張しなければならない事が論理的に矛盾していないかを確認する為に、必ず文章に書くことにしている。
また、考えられる想定問答は全部書き出し、準備万端、用意周到にしておかないと不安で仕方がない。
この場合、万年筆とノートが必需品となる。

そう言う訳で、改めてペリカン万年筆M1000を購入した。

万年筆は、昔は父親の趣味でパーカーが最高級と信じていたが、ペリカンを使って以降は芯先の柔らかさに魅せられてすっかり大ファンとなった。
加えてインクは、昔からペリカン4001シリーズのライトブルーに決めている。
今回のM1000は、ペリカン万年筆の中でも一番太いヤツなので、持つと重量感がある。

残念ながら、字は悪筆、乱筆。
書いてある内容を盗み見しようと思っても、他人は判読不能だろう。
本人ですら、後で読み返しても分からない事だってあるくらいだ。
だけど、自分で書いた文章や文字には、たとえどんなに稚拙でも、何となく愛着を感じるものだ。

実は物忘れの一環か、落し物が猛烈に増えている。
妻からは、「二度と万年筆を失くさないように!」と厳しく注意されている。
老化とボケ防止の為にも、大事にしながらペリカン万年筆を使い込む事にしよう。
絶対に落とさないよう、首からぶら下げるようにでもしようかナ。