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世論調査はどこまで信用できるの?

毎週月曜日に、各新聞社の世論調査結果が発表される。
我が産経新聞は、首都圏の500人をランダムに選び、電話で調査するようだ。
「たかが500人程度で何が分かるか?」と悪態をつきたくなるが、一定の調査方法は民意を反映するとの、統計学なる学問がある。
特に選挙速報では、開票後すぐに当選確実が判明し、そのほとんどが正確な事を考えると、それなりに信憑性があると脱帽せざるを得ない。
しかし、それでもいつも胡散臭さを感じてしまう。
それにしても現在の世論調査結果は、どう判断すればいいのだろうか?
菅内閣支持率45%、不支持率50%なのに、菅首相の再選支持は60%を超える。
菅内閣は不支持が多いのに、菅首相の再選を支持する」とは、一体どういう事なのか。
ついでに言えば、小沢一郎民主党代表選立候補には、賛成20%、反対76%。
まるでハチャメチャな調査結果が、実しやかに発表される。

無理やりに解釈すれば、
菅内閣の政策遂行は支持できない。
しかし菅内閣が代われば、わずか一年間で三人の首相交代になってしまう。
しかも、あの悪徳政治家小沢一郎が首相になるかもしれない。
それなら、まだ菅直人の方がましだ。
の様な心理状態なのだろう。
調査結果そのものは信頼できるが、調査されている連中は、ムードに流されていい加減にしか答えていない事がミエミエだ。

民主党内の菅直人支持派は、「今度首相を代えるのなら解散総選挙が筋」と、まるで居直り強盗の様な陳腐な意見を吐いている。
しかも彼らは、「国民の声は、菅再選を支持している」と、調査結果を楯にしている。
冗談ヂャない!
前回の参議院選挙結果は、菅直人は首相としての資質が疑問視され、民主党は政権党として不適格だと烙印を押されたと判断するべきだろう。
「今回首相が変われば解散総選挙が必要」と思うならサッサと実行すべきなのに、今度の選挙では苦戦必至な若手連中を脅し上げて、菅再選を実現しようとしている。
菅首相民主党若手に「三年後に衆参ダブル選挙」と述べたらしい
何よりも、福田康夫首相が政権を放り出した原因の衆参ネジレ現象をどう乗り切る積りなのか?
早晩行き詰るのは必至なのに、ひたすら権力にしがみつく。
こんな政権に今から三年間も付き合わされる事を考えると、嫌になってしまう。
しかし、世論調査と言う世論操作が毎週発表され、国民の声の大勢を形づくっていく。
恐ろしい事だ。

我が家にも一度、「NHKの世論調査です」と電話がかかってきた事があるが、てっきりいたずら電話と思い込み、「全く興味がありません」とガチャリと切ってしまった。
今にして思えば、勿体ない事をしたものと反省している。
いっそ、ある事ない事喋りまくればよかった。
尤も統計学は、こんな適当に出鱈目を言う回答者がいる事はとっくに織り込み済みなので、調査結果には全く影響を与えないとは思うが。