昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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夫唱婦随

男女同権が叫ばれ、女性の社会進出が目覚しい今日この頃、「夫唱婦随」みたいな古臭い言葉を持ち出すと、彼の田嶋陽子女史あたりからは噛み付かれるかもしれない。
夫唱婦随は、夫婦仲がうまく言っていることをあらわす四文字熟語だ。
しかし、夫が方針を提起し女房はそれに従うのが夫婦円満のコツと言われると、大いに疑問が湧いてくる。
第一今時、黙って夫につき従う女房なんているのだろうか?
そもそも、昔はそんな女房がいたのだろうか?
いやいや、もっと突き詰めれば、夫が主導した方がうまくいくなんて、ほんまかいな?

男女は同権だけど、男女の機能はまるで違う。
オトコはオンナに比べ、瞬発力に優れるが、持久力は劣っている。
我慢強さもオンナの武器で、オトコはお産の痛さには耐えられないと言われる。
太古の昔から、オトコは狩をして獲物をとる役目を仰せつかり、基本的には家庭の運営は女房に任される。
そんな背景からか、家庭は間違いなく女房を中心に営まれている。
女房と言う言葉も、オンナが家を守っている感じが出ている。

だから家庭は、隅々までオンナが働き易く出来ているし、オンナが取り仕切る方がうまくいく。
子供たちも、父親は敬遠されがちで、母親に懐くことが大半だ。(無論例外もあるだろうが)
オトコ(オヤジ)が偉そうに威張っているのは、実は表面だけで、家庭の実効支配はオンナ。
僕は、それでオトコとオンナのバランスが取れていると確信している。

イスラム圏では、夫が四人まで妻を持つことが許されている。
そんな世界を羨ましいと思うのは素人。
これには、「四人の妻を公平に愛する」との条件が付いていると聞いた。
一人ですら持て余す普通の男性にとっては、一夫多妻なんて拷問のようなものだろう。
しかしこれもまた、家庭を守っているのがオンナだから出来る業だ。

男女同権なんか、声高に騒ぐ必要はない。
実は世の中、オンナの方が強い。
それをごまかして、オトコの立場を取り繕うのが、「夫唱婦随」なる有名無実で虚仮脅しの看板!
家ではまるでカ弱い夫の当方、そんな気がしますね。