昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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そうだ、キャメロンハイランドへ行こう!

久しぶりに会ったゴルフ仲間が、真っ黒に日焼けしている。
顔も足も黄色人種の色ではなく、黒人並みにテカッテいる。
聞けば、7月から8月の二か月間、奥さん同伴でマレーシアのキャメロンハイランドに滞在していたらしい。

キャメロンハイランドは世界的に有名な避暑地で、その昔タイのシルク王、ジム・トンプソンが忽然と姿を消した地としても知られている。
しかし今や、リタイア後の日本人が大挙して押しかけ、日本人会があり、長期滞在者も多数いるようだ。
件の彼は、一月6万円でコンドミニアムを借り上げ、月2万円だせばし放題のゴルフ場のメンバーになり、ひたすら二か月間ゴルフ三昧の生活に明け暮れたらしい。

キャメロンハイランドは、クアラルンプールからタクシーで4時間、料金は5千円ほどで行ける。
バスもあるが、こっちは約千円で、もう少し時間がかかるようだ。
食事は大半が外食になるが、何せ物価が安い。
エスニック料理さえ苦にならなければ、充分に年金で生活できるというのだ。
毎日外食したって大して金がかからないが、その内に日本食が恋しくなってくる。
キャメロンハイランドは、高原野菜だけでなく、日本人用の食材も充実しているので、地元料理に飽きが来た奥さんが手料理を振る舞ってくれると、日本にいる時と全く変わらない生活が出来ると力説する。

奥さんは、体力的に毎日ゴルフはできない。
しかし日本人会の奥さん分科会があり、そこではフラワーアレンジメントとか、書道とか、様々な催し物があるので、全く退屈はしない。
男性用には、ゴルフだけでなく、囲碁同好会や将棋同好会があり、トーナメントとかで切磋琢磨しながら楽しんでいると話す。

また日本人同士で近隣諸国に観光に出かけるのも多く、マレーシアが本拠地の格安航空会社エア・アジアを利用すれば、タイやカンボジアだって一っ跳びの距離。
日本人会の長老から招集がかかると、基本的には暇人ばっかりなので、すぐに近隣諸国への旅行が企画される。
今回は、タイ・チェンマイまで出掛けて来たらしい。
今年の訪問ですっかりキャメロンハイランドのファンになった彼は、すでに来年のコンドミニアムを予約。
盛んに「来年は一緒に行こう」と誘ってきた。

マレーシアは、国策として、日本人定年退職者を囲い込もうとしている。
10年ビザを発行しているし、一定金額(確か400万円か500万円だったと思う)を貯金すれば、不動産も所有できる。
イスラム教徒が多いが、戒律が厳しくないので、飲酒も容認されている。
国民性も穏やかだし、親日的だ。
気温はいつも25℃以上で暑いのが唯一の難点だが、キャメロンハイランドは標高1500mの高地なので、気温も20℃程度。
まさに絶好の避暑地だ。

僕も来年は暇になる予定なので、キャメロンハイランドへ行ってみよう!