昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

衝動買い

ネットオークションで買い漁った所為で、モノ持ちだ。
ゴルフに関しては、一年くらいは毎回交換できるほどの衣装がある。
フルセットのゴルフクラブは四セット、パターは20本くらいの在庫がある。
書きしたためた記録を見ると、今までドライバーは47本、パターは69本、アイアンは29セットも購入していた。
キャディバッグも11個ある。

これ全て、我ながら「掘り出し物に弱い」性格に拠る。
とにかく、どれだけ持っていようと、割安の商品を見つけると我慢ならない。
次々と落札した結果が、先の在庫数になった。

もう一つの要素として、下取り制度がある。
中古クラブがソコソコの価格で売れるので、買う時に割安感がある。
これは実は、いつもキャッシュアウトしているから、結局のところ散財しているのは間違いない。
しかし、昔だったら二束三文にもならなかったのに、とにもかくにも何がしかの価格で売れるので、損した気分にならない、

更に深層心理を解き明かすと、最近の「お宝ブーム」の影響もありそうだ。
現実には全くあり得ないが、「ひょっとして知られざるお宝かも知れない」との妄想から購入したモノも少なくはない。
特にオールドピンとか、希少パターには目がなく、ちょっとしたコレクター気取りでほとんど無価値なものまで買ってしまった。

こうして買い揃えた品物の中でも、無論実戦に使用されるのはわずかに1セット。
我が家のゴルフ関連グッズの競争は、極めて厳しい。
お蔵入りのまま日の目を見ないモノも数知れず。
2005年には、一年にドライバーを七本も購入。
流石に最後の時には、「僕は今まで一度も自分の腕を疑ったことがない」事に気が付いた。
ショットが悪いのは全てクラブの所為と信じ込んでいたが、実は自分の腕が悪かっただけだった。
随分と高い授業料を払ったが、クラブへの盲信はなくなり、大いに反省。
二度とクラブは買わない積りだったが、深夜のテレビショッピングの、「スプーンで270ヤード、9番アイアンで180ヤード飛ぶ」の宣伝文句に魅かれで、現在プロギア・エッグの最新モデルをチェック中だ、
自分の腕の悪さをクラブで補おうとする限り、衝動買いのタネは尽きない。

今まで買ったもので一番くだらなかったのは、本鼈甲の眼鏡フレーム。
総額15万円以上のフレームだったので、すぐにレンズを入れたが、折角出来上がった眼鏡なのに全く似合わない。
それでも無理して使っていたら、留め具のねじが壊れて地上に落下。
その瞬間に真っ二つに割れ、20万円もかけたのに、一挙に価値がゼロのガラクタに成り果てた。

逆に掘り出し物の最たるモノは、檜の板で、これは1円で落札、送料だけで入手した。
しかしこれも、絶対に必要なものだったかと問われれば、まったく自信がない。
冷やかし半分で入札したら、そのまま落札になったものなので、使い道に苦労する事になった。

間もなく年金生活者になるので、今までのような無計画消費者ではいられない。
この正月の初打ちで、取り敢えず今回だけはエッグアイアンを買うかもしれないが、それを最後に、不要不急な品物は絶対に買わないと固く誓った。