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老いらくの失楽園、中川郁子の恋

最近暗いニュースばかりで気分がすぐれなかったが、中川郁子の恋には、久し振りに大笑いさせて貰った。

海外で、酩酊状態の記者会見でヘマをやらかした亭主を、「大丈夫!ヨォ、(と言ったかは覚えていないが)日本一!」と掛け声で励ました事が記憶に新しい。
その中川昭一が自殺した時には、夫婦が別室に寝ていたことが話題になった。
永田町の常識に則って、中川郁子は三年前に亭主の後釜で衆議院議員に当選し、当選回数二回を数える。
今や農林水産政務官まで務め、女性社会進出の旗頭的存在だ。

そんな中川郁子が、とっても気恥ずかしい事で話題になっている。
同僚の自民党議員、門博文と道ならぬ恋、不倫に陥っているらしいのだ。
中川郁子の方は、独身だから、何の問題もない。
唯一、死んだ亭主が超有名人だった事と、彼女がその亭主を、実際はともかく表面的には献身的に支えていたはずだったので、そこからわずか6年で変節し、別の恋人が出来たのにちょっと違和感があるだけだ。
しかし、去る者日々に疎し、オトコとオンナの色恋沙汰で、新たな恋人を作るのは良くある話かもしれない。
56歳も、微妙な年齢だ。
この年齢なら、酸いも甘みも噛み分けてきたので、無分別な行動には走らないはずとの一般論も多いだろうが、しかしこれもまた人それぞれ。
56歳で、灼熱の恋に身を焦がす人だって、世の中にはたくさんいるだろう。

相手の門博文は、なかなかの男前だ。
写真を見ただけで、如何にもモテそうなタイプなのが分かる。
分からないのは、これほどの49歳ハンサムオヤジが、何でまた56歳の熟女のお相手を務めたかだが、これもまた好き好き。
極々凡人の僕には、門博文が自らの家庭を捨て、議員人生をかけるほどの女性だったのだろうかと、余計な心配をしているが、写真を見る限り中川郁子もまたなかなかの美形で、一般的な56歳女性に比べると、どの写真を見ても若々しい。

自民党の同僚議員同士の道ならぬ恋らしいが、二人のキャリアを見るとなかなか興味が深くなる。
同じ国会議員と言っても、中川郁子は地元に帰ると、亭主譲りの、あるいは義父の代からの盤石の地盤を持ち、地方区から勝ち上がるバリバリの国会議員なのに対して、門博文は比例復活の議員で、知名度も極めて低い。
中川郁子が聖心女子大出身の才媛なのに比べ、門博文は地方大学出身の苦労人だ。
門博文が、豊臣秀吉の如くに、格上の女性が好みだったのか、はたまた中川郁子が姉さん気取りの単なる面食いオンナで、年下の頼りなさげなオトコを見ると放っておけない性分なのか、あれこれ詮索するのも野次馬の特権だ。

僕はオトコとオンナの恋愛沙汰には大変寛容な人間なのだが、にも拘らず、今回の中川郁子と門博文に関しては、厳しい意見を持っている。
仄聞する限り、この二人は典型的な職場恋愛だ。
その職場恋愛では、絶対に守らなければならないルールがある。
職場恋愛仲間内では、憲法と言っても差し支えない程に厳しいルールだ。
それは、二人の恋愛感情を、誰にも知られないように隠し通さねばならない事だ。

職場は二人の為にあるのではなく、仲間同士が共通の目的に向かって仕事をする為の場所だ。
そこに個人的恋愛感情を持ち込まれると、業務に差し障りが出る。
昔は、社内恋愛禁止の会社もあったくらいだ。
だから恋愛する側も、秘して漏らさずの姿勢で、いよいよ結婚が決まった後に、初めて全面公開して皆を驚かすのが一般的なパターンだった。

しかし中川郁子と門博文は、随分と前から噂になっていたとも言われているが、今回のデート振りを見るとさもありなん、全く警戒の様子がない。
これでは週刊紙に直撃されるが当たり前、まるで危機管理が出来ていないのだ。
これで政府の要職についていたとは、安倍政権への信頼も損なわれる。

それでも二人揃って、「私たちは愛し合っています」と高らかに宣言すれば、「恋愛は自由だから」と、それなりの評価もあるだろう。
しかし中川郁子は「私の軽率な行為で」と、門博文の妻や、自分の支持者に謝罪している。
今回の老いらくの失楽園騒ぎが、そんな中途半端な気持ちの果てならば、やはりこの二人に国会議員の重責は務まらないだろうし、任されない。
「職場恋愛のプロ」で「職場恋愛評論家」の僕は、そう思う。