昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

異国で体調を壊すと

とうとう異国で風邪を引いた。
昨晩寝るときに、鼻がクシャクシャしていたので、それなりの用心したが、夜中に喉が乾いて目が覚めた時には、唾を飲み込むのが辛くなっていた。

それでも朝になればと淡い期待をしていたが、今度は両手が熱っぽい。
このまま眠続ける積りでいたが、朝食をとると元気が出てきた。
それではと、またしてもベルベデーレ宮殿の美術館へ。
ここにはクリムトの名画「接吻」と、彼のナポレオンが馬に跨っている勇姿を描いた作品が展示されている。
しかし働きが悪いオーストリア人は、午前10時にならないと、チケット売り場が開かない。

この美術館は、展示品の数はさほど多くないが、上宮、下宮と別れていて、かなり歩かされる。
帰りは、トラムの乗る方向を間違えて、とんでもないところまで行ってしまった。
しかし乗り放題チケットがあるので大丈夫。
地下鉄に乗り換えて、無事にホテルに帰還。

ところが、朝からの無理がたたり、いよいよ体が熱っぽくなってきた。
今日の夜は、あの有名なウィーンオペラ座で、今回の旅行では最後のオペラ鑑賞が控えている。
元気一杯で次の美術館巡りに出かける妻を、ベッドの上から見送る事態となってしまった。

音楽の都ウィーン最後の夜は、オペラ「ナブッコ」鑑賞。
日本出発前には、チケットが入手できていなかった。
スタンバイチケットを申し込む時には、席に関しての要求はなし、どこでも良いからと申し込んでいたら、ウィーン到着後に二階二番ボックス席の最前列が取れたと連絡があった。
その席は舞台に近くて、ほんの少々の死角ができるが、その分真上からオーケストラを見ることができるし、何よりも歌い手に近い場所で鑑賞できるので、迫力満点。
体調不良を押して出かけたのだが、オペラを堪能できて、大満足!

明日はザルツブルグへ移動する。