僕は、舛添要一は早晩辞任すると思っている。
しかしそんな悪足搔きを、誰も信じてなんぞいない。
しかし今や、そんな結論で納得する人は、日本全国どこを探しても、誰もいない。
これはひとえに、時間稼ぎに尽きる。
進退窮まっている舛添要一にとって、何とか窮余の一策を探したいとの思惑もあるだろう。
しかし誰もが呆れ果てるほど湧き出してきた公私混同のスキャンダルに対して、今の今まで何一つ説明できなかった舛添要一に、今後起死回生の、誰もが納得できるような説得力のある材料があるはずがない。
舛添要一は、どこまでもセコク、みみっちいオトコなのだ。
猪瀬直樹もまた、自分に降りかかった政治とカネ疑惑を説明できないまま、百条委員会設立の直前、逃げるように辞任した男だ。
「オマエが言うな!」
これほど品性下劣なオトコが、連続して日本の金看板、東京都知事の座に座っている。
ならば今回は、参議院選挙への影響など度外視して、その責任を果たさなければ、火の粉が自分たちに降りかかることになる。
民間企業の場合、懲戒解雇なら退職金は出ない。
散々舛添要一の見苦しいまでの公私混同振りを見せつけられた上に、更に退職金まで持ち逃げされるとなると、与党への風当たりは強くなる一方だ。
が、それを察知した舛添要一は、退職金欲しさに自ら辞任を申し出る。
その時期は、6月末。
この見通し、果たして当たるかな?