昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ヘルシンキへ移動

サンクトペテルブスブルグからヘルシンキへ移動。
交通手段は、最近開通したらしいALLEGRO。
国境を列車で超えるのは、今まで経験がない。

サンクトペテルブスブルグの駅名が、「フィンランド」なのがややこしい。
事前にホテルに「信頼できるタクシー手配」を依頼したら、「ホテルの車なら4千ルーブル、市内タクシーなら最大1千ルーブル」と言うので、躊躇なく市内タクシーを選択。
時間はと聞くと、「交通事情次第だが、30分から1時間」。
10時31分発なので、用心して9時に呼んでもらった。

ところが案ずるより産むは易しで、何と10分で駅に到着。
この駅はサンクトペテルブスブルグの中心のはずだが、待合室は精々50人でいっぱいになる。
何とか無事に列車に乗りこみ、定刻通りに出発したが、客はガラガラで二割程度の混み方だ。
これから3時間半の列車旅だ。
尤もロシアからフィンランドへ移動するので、パスポートチェックは二度あり、結構厳しい。
無事にヘルシンキに到着した途端、人口密度の低さに驚いた。
サンクトペテルブスブルグでは、通りと言う通りは人でごった返ししていたが、ヘルシンキはスッカラカンだ。
ホテルの方向が分からないので、トロリーの駅でオネエサンに聞くと、スマホを片手に真剣に探してくれた。
「どこから?」と質問されたので、「日本」と答えると、「オォ、ハジィメマァーシテェ」とは愛嬌がいい。

ホテルについて一休み。
実は腹の調子は、殆どよくなっていない。
列車内で出た食事も、パンを少々かじり、後はサラダの小トマトを三個食べただけ。
ネットで調べると、駅前に本格的日本料理店があり、出汁からとるうどんを提供すると出てきた。
取るものも取りあえず、その店へ直行。
すると、噂通りの月見うどんが出てきた。
丸三日、殆ど炭水化物を食べていなかったが、大感激して完食。
これで命が長らえた!
大げさだが、そんな風に思ったほどだ。

腹が落ち着いたので、ホテルまで徒歩で帰る。
途中の公演で、バンドがライブコンサートをやっていた。
ヘルシンキ到着の初日なので子細には分からないが、この町には黒人、ムスリム、そして今や世界中に蔓延っている中国人の数が少ない。