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ワールドカップ予選、あれじゃ前途多難

サッカーのワールドカップ最終予選、対タイ戦。
勝つにゃ勝ったけど、あれじゃ前途多難。
確かにタイの実力も上がってはいるだろうが、未だアジアの中でもトップクラスとは言い難い。
大事な対UAE緒戦を拙攻拙守で負けてしまった日本代表にとって、第二戦は格好の巻き返しのチャンスだったはず。

実際にタイ側が放ったシュートは、前後半を通じてもわずかに一回だけ。
それをキーパーがナイスセーブしたからよかったものを、仮にあの時に同点に持ち込まれていたらと思うと背筋が寒くなる。
何よりも、決定機で得点を奪えない。
外しに外した挙句、後半にやっと一点取れたものの、その後の守備もまるでピリッとしない。
あんな体たらくでは、相手がサウジアラビアやオーストラリアだったら、勝ち点を挙げるのは難しい。
良くて引き分けが精いっぱいだろう。

素人なりに思うのだが、最早香川真司長谷部誠あたりは、賞味期限が終わったのではないだろうか。
FWとしての香川は、確かに国際的にも評価された時期がある。
何よりもほんの一時期とは言え、世界最高峰のプレミアリーグでプレイしたほどの選手だ。
その技術レベルが、日本ではトップクラスだったことは、間違いない。
しかしそれは、過去の栄光だ。
昨晩の試合では香川は、FWにとっては絶好の見せ場で、シュートではなくパスをした。
決まるかどうかは運もあるが、あれは日本のエースストライカーの姿ではない。

守備の長谷部はハリルジャパンの主将であり、そのリーダーシップや卓越した理論が、周囲の尊敬を集めているらしい。
しかしこの予選二試合では、余りにイージーミスが多すぎる。
特に味方のゴール近くでのミスなので、失点に直結しやすい。
たまたまタイは得点にできなかっただけで、UAEにはやられたし、強豪国があんなミスを逃すはずはない。

僕は最近、競馬ゲームに凝っているが、どんなに強いサラブレッドもあるタイミングで、「もうピークを過ぎたようで、そろそろ引退の時期です」とのアドバイスが下される。
確かに過去には、赫々たる名声を博した人でも、衰えに無縁であり続けることはできない。
最終予選は,一年間の長丁場だ。
彼ら大ベテランの経験が必要な局面もあるだろうが、最早フルタイムで最高のパフォーマンスを期待するのは厳しいのではないか。

ハリルホジッチ監督にとって、そんな選手の能力の見極めこそが一番重要なはずだが、この監督の采配振りについては、極めて評判が悪い。
評判の悪い監督と、パフォーマンスが低下した主力選手。
マスコミはタイに勝ったことで浮かれているが、実際には「あれじゃ、全く前途多難!」だ。
最悪は、ワールドカップ本選出場を逃がすことも想定しておかないといけないような、そんな情けない二試合の戦いぶりだった。
と、すっかり絶望的な気分だ。