昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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どうしたの?巨人軍

自慢じゃないが、当方モノ心ついた時からの熱烈な、アンチ巨人ファンだ。

アンチ巨人ファンは、基本的には巨人ファンの裏返しで、読売巨人軍の動向に非常に関心が高い。

だから巨人関連のニュースや、選手補強状況は、こまめにチェックしている。

 

巨人ファンとアンチ巨人ファンの違いは、巨人が勝った時に喜ぶのが巨人ファンで、負けた時に喜ぶのがアンチ巨人ファン。

更に深く突き詰めると、巨人ファンは例え途中まで負けていても、最後の逆転を信じて応援を続けるが、アンチ巨人ファンは、巨人が勝っているとそれ以上観戦する気にならず、ほかのことをやり始める。

そして最も大きな違いが、巨人ファンは巨人がいくら連勝しても喜ぶばかりだが、アンチ巨人ファンは巨人が負け続けると「どうしたのかな?」と不安になることだ。

元々巨人は「球界の覇者」を以って任じており、常に勝ち続けることを使命としている。

アンチ巨人ファンには、そんな高慢ちきさもまた不愉快千万なのだが、さりとて逆に負け続けると張り合いがなくなってしまう。

 

アンチ巨人ファンには、

巨人は六割近い勝率を収めるが、

それでも二位に終わる

のが理想的な展開だ。

カネにモノを言わせストーブリーグで大補強をした巨人が、ペナントレースでも絶好調で勝ち進むが、もっと調子の良いチームが、トンビが油揚げを浚うように優勝をかっさらってしまう。

その時の優勝チームは、巨人以外ならどこでも構わない。

この辺が、いつも優勝を期待する巨人ファンの裏返しの部分であり、アンチ巨人ファンも巨人ファンの変性種に過ぎない。

 

そんなアンチ巨人ファンでも、最近の巨人の不調振りは、嬉しさを通り越して心配になってしまう。

昨晩はエース菅野が先発、途中まで3点リードしていたのに、2点取られると一気に浮足立つ。

同点になったところで、もう勝てる気がしない。

案の定、逆転されると、全くなす術もないままズルズルと11連敗を喫してしまった。

選手にも、監督にも、まるで覇気がない。

こんな弱い巨人だと、負けるのが当たり前すぎて、負けた時の喜びが湧いてこなくなる。

この辺が、アンチ巨人ファンの微妙な心理なのだ。

 

プロ野球は、昔は一番人気のスポーツだったが、最近ではサッカーに押され気味だ。

巨人も、昔は「一強他弱」だったのに、最近は北海道の日本ハム、仙台の楽天、博多のソフトバンクが地方進出して地域一体型チームとして人気を確立している。

そして視聴率が獲れなくなった巨人戦のテレビ中継は激減し、プラチナペーパーとまで言われた東京ドームチケットも、簡単に入手できる。

間違いなく、巨人を中心にしてきた日本プロ野球は曲がり角に来ている。

 

アンチ巨人ファンとしては、たまに巨人が負けるくらいでちょうどいい。

せめてチームワースト記録更新にはならないよう、救世主の出現が望まれる。

贅沢を言えば、その救世主は将来性抜群の若手ではなく、今冷や飯を食っているベテランの方がありがたい。

それなら、巨人の黄金時代再来には時間がかかるから。