昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

テレビを見ない

我が家で、そして僕の身に異変が発生している。
僕がテレビを見なくなったのだ。
 
我が家にテレビが来て、かれこれ60年近い。
その間の僕は、典型的なテレビっ子だった。
朝、目を覚まして最初にやるのは、テレビをつける事。
別段見たい番組があるわけではない。
ただ自分が部屋にいる時は、テレビがついているのが当たり前だった。
そんな僕が、ついにテレビを見る気がしなくなってきた。
その理由は、余りにも内容が下らないからだ。
自分でネットを調べれば、情報はいくらでも転がっているので、テレビに頼る必要はない。
情報の取捨選択は必要だが、それもまた自己責任の世界だ。
そうすれば少なくとも、マスコミの判断基準での社会正義を押し付けられることはない。
 
今年のマスコミが、最初に追っかけまわしたのは森友問題。
これは、籠池泰典、詢子夫婦が詐欺容疑で逮捕されるまで、飽きることなく続けられた。
続いて加計学園問題。
これは加戸守行愛媛県前知事の証言で片が付くと思われたが、実際にマスコミを賑わしたのは前川喜平文科省事務次官の方だった。
この前川喜平なるオトコ、天下り問題の責任を問われ中途で次官を退任した時には、「国民の敵」扱いされていたのに、マスコミは、安倍晋三首相に歯向かう立場になった途端、それまでのキャバクラ通いすら「女性の貧困調査」の言い訳を信用してしまう。
 
10月のテレビは、小池百合子の自爆騒ぎ一色になった。
夏の東京都議選で記録的な圧勝した小池百合子都民ファーストだったが、これもまた小池劇場に悪乗りしたマスコミ報道のお陰であって、実際の都政は停滞の一途だった。
それが、思い上がった小池百合子のと国政進出で、一気に化けの皮が剥がれてしまった。
するとあれ程持ち上げられていた小池百合子も、今ではバリューゼロで、ニュースにもならない。
 
こんなマスコミの窮地を救ったのが、日馬富士の暴行事件だ。
今度は、貴乃花相撲協会の敵対関係がクローズアップされ、大騒ぎ状態が歳を超える事態となった。
しかし冷静に考えれば、酔っぱらいの喧嘩を日本を揺るがすような大事件にでっち上げた様なものだ。
何となく、日本相撲協会は胡散臭い組織で、貴乃花親方はそれを改革する白馬の騎士のように扱われているが、相撲取りから領収書不要のごっつあん体質が一掃されない限り、誰もが期待するような相撲界が実現されるはずはない。
 
実は今の日本にとって最大の問題は、北朝鮮の核開発であり、韓国の北朝鮮融和策と日韓共同声明の見直しの動きだ。
更には、中国の大国化、領土拡張の動きにどう対処するかもまた喫緊の課題だ。
そんな重大事件が頻発しているのに、連日モリカケ問題とか、小池劇場とか、果ては日馬富士事件の詳細を垂れ流し続けるマスコミは、自分達の社会的使命を何と考えているのだろうか?