昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ヒダリ巻きが「マスコミは偏向している」と怒っている

当方のような、ほんの些かだけど右寄り思考の人間にとって、マスコミの偏向報道ぶりには心底腹が立つ。

マスコミの報道を知ると、途端にストレス塗れになり、寿命が10年は縮まった。

日本に偏向マスコミさえなければ、もっと長生きできたのだから、巨額の損害賠償を請求したいとさえ思うほどだ。

しかし、それで勝訴しても、受け取った慰謝料を自分で使えないのが無念だ。

そんな訳で、間違いなく裁判には勝てる確信はあるが、今のところ隠忍自重している。

 

ところが、最近とんでもないことを口走っている、ヒダリ巻きがいることを知った。

コヤツは何と「マスコミの右への偏向ぶりがヒドイ」と、悲憤慷慨しているのだ。

 

バカ言っちゃいかんよ。

日本のマスコミの、どこが右に偏向しているのだ。

確かに産経新聞だけは、たまにだが、日本の野党に厳しい論調の記事を載せる。

しかし、当方が知る限り、産経以外の全ての大手新聞、テレビ局は、あからさまな野党上げ、与党下げ報道を繰り返してきたではないか。

 

具体的な例を挙げれば、キリがないほどだ。

それは、低俗なワイドショーだけではない。

事実だけを客観的に伝えているはずのニュース番組でさえ、画面の切取り、継ぎ接ぎで、与党、安部政権批判の印象操作が繰り返されてきた。

一体、彼らの報道の、どこを切り取れば、右寄りと言うのか。

 

と、あまりにバカバカしくて開いた口が塞がらない状況だったが、しかし、何故こんな勘違いが起きるのかを冷静に見て、「成程!」と思い至ったことがある。

 

実はほとんどの人間って、自分に都合が良い思考プロセスを経て、自分の期待する結論を引き出す癖(ヘキ)があるのだ。

マスコミ報道への反応も一緒で、内容が自分の思いと違うことが気に入らない。

だからアタカから「こんなはずはない」「これは間違った情報だ」と決め込む。

報道の正確さや客観性以前に、自分の思い、主張が優先されているのだ。

そしてそれを合理化するために、これまた自分に都合の良い情報を集め、更にそれを切り貼りして、無理やりにでも納得してしまう。

 

これはヒダリ巻きだけでなく、右側の人間にもある傾向だ。

確証バイアスの一種で、都合の良い話は一所懸命に聞くが、悪い話は端から無視する。

これを繰り返すことで、自分の意見がある方向に凝固まり、益々それだけが正しく、反対意見は間違いだと思い込む。

付き合う人たちも似た傾向の持ち主ばかりなので、グループとして全く同じ意見の集合体になってしまう。

そうすると、批判的な意見を聞くチャンスがなくなり、考えがドンドン純化していく。

 

しかし、これは危険だ。

十人十色、百人百様。

世の中の価値観は多様で、全く自分と正反対の考えを信じ込んでいる人たちが、間違いなく一定数は存在している。

いくら「世界中で共産主義は破綻した」と力説しても、「日本共産党だけは正しい」と頑なに信じている人が1~2%はいる。

立憲民主党の言ってることは矛盾だらけ」と諭しても、「そんなことはない」と言い張る国民が3%もいる。

そんな連中が、自分たちの思い通りではないマスコミ報道を見て、「偏向している」と不満を言っているのだ。

 

「様々な経験を経て人は次第に大人になる」との美しい言葉があるが、あれは間違い。

ヒダリモ右も、人生経験を積めば積むほど、非妥協的な信念に憑りつかれる。

最近の例でも、サヨク室井佑月が「早く日本から出ていけ」と罵倒され、カっと来たのだろう、「どっちが要るか皆さんに判断して貰おう」と威勢よく啖呵を切った。f:id:Sadda_Moon:20200910170049p:image

ところが電子投票の結果は、案の定、室井は大惨敗で大恥をかいた。

九割が「ムロイが出て行け」だったのだから、笑ってしまう。

これなど室井が、少々でも世間を知っていれば、防ぐことができたチョンボだ。

 

被害者意識で妄想している、ヒダリ巻き連中のみっともない姿は、反面教師でもある。

全てでボロが出るオトコ、菅直人

憲政史上、最低最悪の総理大臣と信じて疑わないのが、菅直人だ。

 

一時期、前任者でやはり超おバカ総理だった鳩山友紀夫が、韓国で土下座謝罪をしたり、Twitterで頓珍漢発言を繰り返し、激しく追い上げた。

しかしそんな鳩山を以てしても、最低首相の座争いでは、菅直人に敵わない

鳩山は飛びぬけたアホポンだが、どこかに人の好さ、育ちの良さも漂う。

あちこちに出かけて、日本人にとって迷惑行為を繰り返しているが、それも社会常識が欠落している所為で、少々間抜けなバカ、アホなのだ。

 

その点、菅直人は違う。

当方、公私にわたって、ここまで他人を悪様に非難することはないのだが、菅直人だけは別。

このオトコは、性根から腐り切っているとしか思えない。

 

やること成すこと、出鱈目のオンパレードで、菅直人の実績と言えるのは厚生大臣時代の薬害エイズへの謝罪だけなのだ。

その唯一の功績でさえ、サヨク活動家だった菅直人が、日本国を悪者に仕立て上げる絶好のチャンスとして利用したとの説もあり、現に今でも冤罪疑惑がでるほど、単なる菅直人のスタンドプレイとの指摘もある。

また菅直人は、同じ厚生大臣時代に、すぐに馬脚を現す事件を引き起こした。

根拠もなく、O157カイワレ大根犯人説の風評を垂れ流し、その罪滅ぼしに、カイワレを貪り食べる醜態を演じて、責任を誤魔化したこともある。

 

こんな筋ワルオトコが、日本国の宰相にまで成り詰めたのが、あの悪夢だった民主党政権の罪深さだ。

 

拉致犯人釈放要求に署名するなどの、それまでも胡散臭い政治活動が繰り返していた菅直人だが、外国人からの違法献金問題発覚で万事休すのはずだった。

ところが、その問題を追及中の国会で311大地震が発生し、政局が休戦状態になりここでも生き延びた。

しかし何と言っても、総理大臣としての大失政は、福島原発問題の処理失敗だ。

現地や東電に乗り込み引っ掻き回した挙句、原発メルトダウンまで引き起こさせた。

 

菅直人政権は、何をやってもうまくいかない。

とうとう当時の身内だった民主党内部からも、退陣要求が噴出するほどの酷さだった。

だが、総理大臣にしがみつく妄執を発揮して、盟友だった鳩山を騙して延命した。

総理大臣としての最後っ屁が、政商、孫正義と組んだ太陽光発電への優遇策導入だ。

ソフトバンクだけは大儲けしたものの、電力源としては全く信頼できない太陽光発電は、日本の自然を破壊し、その後の自然災害の原因にもなった。

 

政治家としては悪行の限りを尽くし、批判されると大きな濁声で威嚇し、議論の核心から逃げる。

育ちも悪いし、性格に至っては卑劣悪辣で、しかも権勢欲だけは強欲という、将に最悪の人品骨柄なのが菅直人だ。

こんなヤツ、政治家になってはいけなかったし、社会人としても認めがたい。

 

その菅直人が、10年前の悪行を問題にされている。

仲間だったはずの前原誠司が、尖閣列島で不法操業した中国人船長釈放は、菅直人の指示だったと暴露したからだ。

こんなことは公然の秘密だったし、民主党政権当時の官房長官だった仙谷由人も既にバラしていたが、伝聞ではなく、直接指示されたとの前原の証言は重みが違う。

焦った菅直人Twitterで、「指揮権発動ではない」と言い訳したが、「指揮権云々ではなく、前原に指示したか否か」と総ツッコミに会い、今回もまた進退窮している。

 

菅直人が、胡錦涛来日中止を怖れて、超法規的措置で船長を釈放したのは間違いない。

それなら正直に「APEC会議が重要だから」と明言すれば良かったのに、「沖縄地裁の独自判断」などとあり得ないウソをついて、浅知恵で急場を凌ごうとする。

これが一時期とはいえ、日本国の最高責任者だったオトコの実態だ。

尤も今頃になって菅直人と縁が切れた前原がこんな証言をしても、二人共同じ穴の狢。

二人への軽蔑の思いが強まり、民主党政権が自滅したことに安堵するだけだ。

 

恐らくは次の国政選挙で、菅直人が当選することはないだろう。

それどころか、田中角栄以来の、元総理大臣逮捕もあるかもしれない。

やはり天網恢恢!

田中角栄に比べると、超小者ワル政治家だった菅直人だが、晩節もまた汚れまくっている。

自民党総裁選と野党代表戦

期せずして、与党自民党総裁選と、野党第一党代表戦が同時並行で行われている。

健康問題で安倍首相が辞任したために、こんなことになった。

埋没してしまった野党にとっては、有難迷惑以外の何物でもない。

 

立憲民主党では、今まで代表戦規定すらなかったことがバレて、慌ててアリバイ作りのために、付け焼刃で代表選を実施することになったものだ。

ただ最初から、結論は枝野幸男代表で決まりの出来レース

新野党の中心人物たちは、枝野とか、岡田克也野田佳彦、果ては小沢一郎まで、昔の悪夢で主役だった連中が再登場するだけなので、メンバーには新鮮味の欠片もない。

そうでなくても注目度ゼロなのに、起死回生の新党の門出を祝う代表戦が、自民党総裁選の横入りで、ほとんど話題にも上らなくなった。

 

病める安倍、落ち目の野党を走らす!

安倍首相、結果的に辞め方もまたGJ!

 

自民党総裁選に関しては、先ずは個人的な反省から。

当初、安倍首相の後継者には、岸田文雄がスワリが良いと思っていたが、これは間違い、しかも大変な間違いだった。

但しその理由は、世間的に岸田が増税派と見られていることではない。

増税か減税かは、経済学者間でも意見が分かれるので、増税派だからNoではない。

決定的だったのは、出馬表明直後の岸田が「韓国とは話し合う」と発言したことだ。

韓国の狼藉ぶりを腹に据えかねてきた当方としては、韓国に妥協的姿勢を考える自民党総裁はあり得ない。

 

石破は、最初から論外。

出馬の演説を聞いたが、途中から吐き気を催すほどつまらないもので、何を言っているのかさっぱり分からない。

一見耳触りの良い美辞麗句の切れ端を、ズラズラと並べているが、それはまるで「人相の悪い小泉進次郎」で、内容の無さは全く一緒。

そんな、ダラダラと締まりのない長広舌を、最後まで聞き続ける羽目になった。

そう言えばその後、小泉進次郎もまた、菅義偉候補に投票すると報じられた。

小泉進次郎と言えば、過去の代表戦は二回連続で、石破に投票してきた頓珍漢仲間だ。

類は類を呼ぶ、バカ同士は仲が良い。

と思っていたが、中バカ・シンジローからも見放された大バカ・イシバが哀れだ。

斯くなる上は、自民党内の害虫石破とその一派を、徹底的に中二階に押し込むことだ。

「民主主義は違った意見をも尊重するべき」みたいな一見正論、筋論が持ち出されるが、それは戦う集団では通用しない。

味方の後ろから銃を撃つような裏切り者は、戦いの最終局面では危険極まりない存在になるからだ。

裏切者は、敵よりも悪い。

 

岸田や、論外の石破に比べて。菅官房長官の安定性はどうだ!

今までのキャリアを知れば知るほど、今までの実績を見れば見るほど、菅ファンが増えていく。

苦労人にして、仕事ができるオトコ。

決して目立たないが、しかし決め場での説明は、簡潔且つ明瞭で、分かりやすい。

そんな菅官房長官への評価と期待が、今では人気でも石破を遥かに凌駕していることで証明されている。

石破と言えば、マスコミからは、自民党内反安倍分子として持ち上げられてきたが、実はファジーな「国民の人気」だけがセールスポイントだった政治家だ。

その唯一の取柄でも、菅官房長官の後塵を拝している。

 

官房長官が出馬した最大の理由は、「安倍政治の継承」にある。

第一次安倍政権では総務大臣、第二次安倍政権では一貫して官房長官の要職で政権を支え続けた菅義偉だけに、これは至って当たり前だ。

その安倍政権では、辞任後の支持率が急騰する前例のない事態が起きている。

これは、散々安倍政権の悪口を言ってきたマスコミの世論誘導が失敗し、国民が安倍政治を支持したことを表す。

官房長官が、安倍政治の後継なら安心だ。

そんな思いも、菅総裁実現を後押ししている。

 

やはりここでも、安倍首相GJ!

それにしても、統合を発表したら支持率が落ちる日本の野党は、一体何を期待されているのだろう?

沈黙は金ではなく敗北

一時期世の中をにぎわしていた、百田尚樹橋下徹の舌戦がすっかり陰を潜めた。

百田の質問、詰問を、橋下が無視しているからだ。

 

それまでの罵倒合戦が激しかったので、突然の橋下の沈黙は、世間にはどう映るのか?

恐らく後になって、橋下は「百田など相手にするに値せず」と言い訳するだろうが、この口喧嘩の結末は、「橋下の戦意喪失で百田のTKO勝ち」として残る。

口喧嘩の鉄則で、敗者は黙り込むからだ。

 

その百田もまた、過去には自慢できない黒歴史がある。

やしきたかじんと嫁さんのなりそめを書いた「殉愛」が、たかじんの娘やマネージャーから、名誉を棄損したと訴えられたのだ。

裁判になっても百田は、「内容は全て事実」と、真実のドキュメントと言い張っていたが、裁判では地裁、高裁、最高裁と三連敗を喫し、そのまま敗訴が決定した。

百田側にはそれ以上の対抗手段がないことから、当然ながら裁判で命じられた罰金を支払ったものと思われるが、百田は本件に関して、貝の如く沈黙を守っている。

まるで橋下と同じで、黙ることで忘れられると期待するセコさだが、百田はビビリ体質のようで、Twitterで殉愛裁判に触れられた途端に、ブロックする醜態を晒している。

これは、百田が「殉愛裁判」で、完敗したことを表す沈黙だ。

 

ついでに言えば、この裁判中、百田には応援団がついていた。

花田紀凱を始めとする右派論客たちで、彼らは「裁判で百田の正しさが明らかになる」とか、「原告が百田を訴えた理由が分からない」とか、ことあるごとに百田を応援し、原告を非難していた。

しかし裁判結果で百田の敗訴が決まって以降、本件についてはひたすら沈黙のままだ。

この百田応援団連中の沈黙もまた、彼らの敗北を表している。

 

最近の話題では、上念司もまた沈黙案件がある。

その饒舌ぶりから、別名「マシンガントークの上念」と言われるほどお喋りなので、沈黙するはずなどないと思うが、実は彼にも探られれば痛い腹がある。

それはIR汚職疑惑で逮捕された、秋元司との交友についてだ。

秋元司は、保釈中に口止め工作に明け暮れ、前代未聞の再逮捕されてしまったワルだ。

秋元は、逮捕されても誰一人同情しなかった言われるほど、元々、評判が最悪の政治家だったが、その秋元が親しく付き合っていたのが上念司だったらしいのだ。

あんな胡散臭い奴と仲が良かったとなると、それだけで上念司も色眼鏡で見られる。

上念が、自ら進んで身の潔白を証明すれば別だが、しかし上念は「彼と親しいのは事実だが、刑事事件なので結論が出るまでは黙っている」と言い訳した。

一見正論にも聞こえるが、その道の識者には「上念は灰色を通り越して、限りなく黒」の印象を与える言動だ。

ここでの沈黙は、甚だしく秋元の同類と見做されてしまう。

 

たまたま保守的で、且つ超雄弁な論客と思われている橋下徹百田尚樹、上念司が、軌を同じくして沈黙する事態を迎えている。

ヒダリ巻き連中のダブルスタンダードは、見飽きるほど多発されてきた。

しかし、右寄り連中もまた、同病相哀れむような不始末を仕出かしている。

要は、右も左も、ちょっとばかり有名になった連中は、清廉潔白には程遠く、叩けば埃が出ることがバレてしまった。

似たような身内ばかりと付き合っていると、ドンドン世間が狭くなり、自分の過ちにも気が付かなくなる。

 

幸いにして、世間的には全く無名な存在の当方は、ブログで少々羽目を外しても、間違った意見をを言っても、他人様から厳しく糾弾されることはない。

だからと言って、傍若無人な立ち居振る舞いは許されない、

 ・以て他山の石!

 ・実るほど頭を垂れる稲穂かな!

 ・人生全てが学び!

 。人の振り見て我が振り直せ!

と謙虚に過ごさないと、世間から白い目で見られ、結果として自ら墓穴に飛び込む事態を招きかねない。

世の中の片隅で、じっと沈黙せざるを得なくなることは、避けたいものだ。

「野党が石破茂に秋波」の衝撃⁈

我が愛読紙、産経新聞によると「石破氏に野党が秋波」らしい。

 

八ツァン「ご隠居、テェヘンダァ、テェヘンダァ」

ご隠居 「オゥ、八、どうしたい?」

八ツァン「イエネェ、石破が野党にユーワクされてるみたいですヨ」

ご隠居 「何ィ、そりゃテェヘンダァ」

 

てな落語みたいな話で、日本中が大騒ぎになっている………はずがない。

 

当方、石破への野党大接近は、大歓迎だ。

そもそも今回の自民党総裁選でも、石破は「モリカケ、桜の説明は不十分」と言うだけでなく、「場合によっては明恵夫人の証人喚問」まで口走った。

野党が足掛け三年に亘って、イチャモン、言い掛かりをつけ続けたのに、何一つ具体的証拠も出てこなかった案件だ。

それでも尚、「疑惑を持たれた者に、無罪との立証責任がある」と無茶苦茶な理屈を押し付けてきたのが、日本の野党どもだ。

その結果、野党の支持率は全く上昇しなかった。

笑ってしまうが石破発言は、そんな駄々っ子野党と何一つ変わらないレベルなのだ。

 

明恵夫人の証人喚問に至っては、もはや共産党でも恥ずかしくて言い出せない。

しかし石破は、世論に阿り、反安倍姿勢を鮮明にすることで、国民的人気を得て、それを裏付けとして、総裁選で有利な立場になろうとする。

将に至近距離の後ろから銃を浴びせる、与党内の裏切り行為だ。

こんなヤツが、仲間内で信頼されるはずはない。

 

石破は、全く勘違いしている。

 ・自分は、どんな環境下でも正論を述べている

 ・それだけの理由で、仲間には煙たがられ、人気がない

 ・しかし筋を曲げない自分の生き方は、国民から信頼され、人気がある

 ・だから選挙の顔として、自民党内の支持が集まるはず

 ・ひょっとしたら、総裁に選ばれるかもしれない。

と、そんな思考プロセスなのだろう。

 

しかし肝心の石破派は、時間の経過とともに人が減り、今や20名を切ってしまった。

石破は、党員投票なら自分がトップと思っているようだが、それも10年以上も前のことで、現に前回は党員投票でも安倍首相に負けている。

更に今までの石破の政治姿勢や、発言内容を知ると、自民党トップにふさわしい政治家と思うほど、自民党議員も党員もピンボケではない。

もはや自民党内に石破の居場所などないし、そうなってしまったのも自業自得なのだ。

 

むしろ、石破の活躍の場所は、野党の中にある。

今回石破に秋波を送っているのは。国民民主党に居残った玉木雄一郎山尾志桜里前原誠司たちで、安全保障や憲法改正で、政策が近いとの理由らしい。

だが老婆心ながら、石破の憲法改正案は、出来もしない原則論を振り回しているだけなので、一緒になったら幻滅すると思うよ、野党諸君。

 

それでも一応は、「怖ッ!怖い!」

そんな強豪たちが、スクラムを組んだら一大事!

オジサン、心配で心配で、夜も眠れない!(から昼寝をする)。

自民党が、逸材石破を失うのは痛いけど、そこまで熱心に誘われれば、本人のために断腸の思いで野党に差し上げましょう。

と、そんな苦渋の選択をした、今日この頃です。

自民党総裁選の楽しみ方

衝撃の安倍首相辞任劇からわずか10日ほどで、後継首相が決まったようなものだ。

もはや選挙結果は明白で、超ド級のスキャンダルが発生するか、あるいはとんでもない健康問題が出てこない限り、菅義偉官房長官の勝利が確実だ。

 

今後の総裁選の関心は、岸田文雄石破茂の二位争いに絞られる。

なんだかんだ言っても、今回の総裁の任期は。わずかに一年間のショートリリーフ。

来年こそが、任期三年の本格的総裁選で、今回はその予選と見ることもできる。

今回は、トップを菅が独走しているし、あとの二人に勝ち目はない。

しかし二位にスベリ込めば、来年は菅総裁では対抗馬の地位を得ることができるが、三位なら、次がないと見做されるからだ。

 

この二位争いは、実は熾烈だ。

人柄はともかく、やる気と決断力が全くないと言われる岸田と、やる気はあるが人望が全くない石破なので、勝負の行方は予断を許さない。

岸田は、長らく安倍首相の意中の後継者と言われてきたが、その余りの優柔不断さにタオルを投げられた(と、産経新聞が報じていた)。

石破の人柄の悪さについては、もはや語る必要はない。

石破派以外の議員で、石破を褒める人が一人もいないとか、防衛相時代の所作振る舞いが、現役自衛官から総スカンを喰らっているとか、とにかく悪口のオンパレードだ。

 

将に「甲乙」じゃなく、「丙丁」つけ難い二人の激突だけに、まるでサッカーのリーグ残留を巡るソード権争いのような楽しみ方ができる。

 

もう一つ、すっかり自民党総裁選に埋没してしまった、(当事者は統合野党と思っているようだが)野合野党代表戦がある。

何せ、今回不参加の国民民主党玉木雄一郎代表から指摘されるまでは、代表選の規約もなかったし、それを何も不思議と思わなかった連中の集合体だ。

辻元や蓮舫は、自民党総裁選が党員投票をやらないことを口を尖らせて批判していたくせに、自分のところはそんな制度すらない。

何をどうやっても、枝野幸男を代表に選ぶだけのセレモニーに過ぎないのだから、付け焼刃の代表戦が盛り上がるはずがない。

にも拘わらずも、野党かき回し屋の一兵卒・小沢一郎は、選挙は不要で、無投票で枝野が選ばれるべきと文句を垂れている。

党名は、選挙で立憲民主党民主党のどちらかを選ぶらしいが、党の本質は全く民主主義とかけ離れているサヨクの体質が如実に表れている。

こんな体たらくだから、全く野合野党が統一されることへの期待感がない。

その証拠に、野合が決まった後の支持率が、却って落ちてしまった。

 

自民党総裁選は、既に内閣の新任大臣の顔ぶれ予想に変わっている。

特に菅義偉がいない菅政権、菅官房長官の代役は誰かが一番の関心事だ。

この辺は、政治評論家の日頃の情報収集力と正確さを競うことになるので、河野太郎が本命だとか、如才のない西村康利がお勧めとか、とにかく姦しい。

そんな中で、経済学者として名高い高橋洋一は「小泉進次郎もある」と暴論を吐いた。

すかさず対談相手の加藤清隆から、「小泉でできますかね?」と疑問が呈されたが、高橋は「イヤァ、結局菅さんが自分でやるから、誰でもいいんですよ」と返答した。

しかし、これはまるで、無責任なヨタ話。

実施に、激務№1,2の、総理大臣と官房長官を兼務できるはずはない・

更に小泉進次郎が、官房長官の重責を務めきる能力など、微塵もない。

高橋洋一と言えども、この程度の情報で喋っている。

ましてや、テレビのコメンテータなど、競馬の予想屋以下の存在でしかなく、自分の発言に責任を持つ気持ちなど、端から皆無なのだ。

香具師の口上や芸人の話術は聞いていて楽しいが、こんな連中の「何でも知ってる」的能書きは、文字通り「屁のツッパリにもならない」代物ばかりで、全く役に立たない。

 

いずれにしても、9月14日には結論が出る。

個人的には、菅新首相が、小野寺五典を重要閣僚として起用して欲しい。

また、石破やその一派など、個人的に政治能力があろうとなかろうと、徹底的に干し上げて自民党を離党することを願っている。

獅子身中の虫を除くことに、憚ることなかれ!だ。

サヨクの意見と右寄り人間の意見

最近のYouTube界隈で、面白いことがあった。

一端のサヨクコメンテータ気取りのラサール石井が、自分でYouTubeを始めたらしい。

しかしその視聴者数が余りに少なく、「同情した」百田尚樹Twitterで、「可愛そうだから、皆、見てやれヨ」と揶揄した。

そこでやっと視聴者が三桁を脱出した日があり、後に百田の冷やかしを知ったラサール石井は「視聴者なんかゼロでもやる」と大いに強がった。

ネットでそんな話が、面白おかしく伝わっている。

 

実はYouTubeの世界は、右寄り意見の持ち主の独壇場だ。

錚々たる右派論客が、各々自分のチャンネルを開設し、有料会員を募集し、日頃の主張を更に過激化して発信している。

そしてそのチャンネルが、悉く大人気を博し、何十万人が会員となっている。

先の、百田尚樹だけではない。

数え上げれば切りがないほど、有名YouTuberのほとんどが、右側論客なのだ。

一方のサヨク側は、ラサール石井に代表されるように、ほとんど誰からも振り向かれないし、そもそも有名YouTuberなど見かけない。

 

これは、YouTubeだけの話ではない。

出版界では、もっと顕著な変化が起きている。

 

僕の若かりし頃は、「出版界と言えばサヨク!」と相場が決まっていた。

マルクス主義者が幅を利かせ、岩波書店の出版物がありがたがられていた。

週刊誌や月刊誌も同じようなもので、今は亡き「朝日ジャーナル」がサヨクを代表する週刊誌だったし、小田実いいだももなどがオピニオンリーダーだった。

朝日新聞が捏造記事で世論を形成し、月刊誌では岩波の「世界」や現代評論社の「現代の眼」が、サヨク学者の活躍の場所だった。

また単行本も、マルクス経済学の解説書や、政府自民党批判本で溢れかえっていた。

 

しかし今では、まるで様相が一変した。

そんなサヨク関連本を、本屋で見かけることはない。

テレビコメンテータとして反日活動に余念がない連中も、出版して自説を世論に訴えることはしない。

和田春樹、山口二郎香山リカ海渡雄一その他もろもろ、テレビ出演でサヨクとして知られている連中は、一応は学者や大学教授、弁護士や医者なのだから、本業とサヨク理屈を関連付けて出版すればと思うが、そんな動きはない。

こういった連中は誰もが、舌先三寸で手っ取り早く稼ぐ道を選んでいる。

敢えて言えば、週刊文春週刊新潮が、政府批判のすっぱ抜き記事を載せる程度で、サヨクの劣化と地盤沈下は目を覆うばかりの状況なのだ。

 

一方の右側の出版は、絶好調だ。

サヨクから蛇蝎の如く嫌われている百田尚樹や門田隆将、有本香、石平、上念司が、大ベストセラーを連発する。

月刊紙も、月刊Hanada、WiLL、月刊正論などは、売り切れ続出するほど人気がある。

また各々が、特集物の別冊を発行すると。それもまた大人気を博する。

出版業期は、全く以って「右高左低」が定着してしまっている。

 

この数十年で、何故こんな大きな地盤変化が生じたのか?

それは偏に、共産主義の破綻が原因だ。

人類平等を謡い、資本主義の矛盾を解決する唯一最善の思想と喧伝された共産主義だが、実際は深刻な格差と国民の分断を招くことが、歴史的に証明されてしまった。

今や世界中を探しても、マルクスが唱えた共産主義を掲げる国家など存在しない。

 

そんな共産主義を背景とした理屈や活動が、広く国民に受け入れられるはずはない。

いくら共産党員が綺麗ごとを言っても、共産党の実態や共産国家が辿った歴史が知れ渡れば、それを信じる人はいない。

学者やコメンテータが、日本の現状を非難し、暗に共産主義国家を礼賛し、共産主義に誘導しようとしても、ネットで情報を確認する人たちが騙されることはない。

結果として、サヨクの意見は、端からそれを信じている人以外には、興味も関心も持たれなくなっているのだ。

 共産主義は、単なる新興宗教の一種でしかなかった。

 

そんな深刻な思想劣化が、ラサール石井チャンネルへの視聴者の数に現れる。

また国民の、野合野党への関心の薄さにもつながっている。

ごく少数の身内以外には、誰からも相手視されていないことを真剣に自己反省することなく、それでも「少数の理解者さえいれば良い」と強がるのは、負け犬の遠吠えだ。

国民に責任のある政治家や言論人の、採るべき姿ではない。