HATENAブログに引っ越して以降、ほぼ毎日記事を投稿している。
現在は約半年近く、連続投稿中だ。
実は本来なら、HATENAブログに本格的に引っ越した4月24日以降、ずっと続いていたはずだったが、スペイン旅行中、インターネットが接続できない日があった。
今時、どんな田舎ホテルでも、WiFiが繋がらないなどありえないと思うが、そこでは僕のスマホだけ、どうやってもログイン画面が出てこない。
帰国後Apple社に連絡したところ、結構重大な欠陥だったようで、次に同じことが起きたら直ちに電話をと言うが、これは海外のホテルでしか発生しない。
その旨を伝えたら、それでは斯く斯く然々の対処をと、詳しい指南書が送られてきた。
それさえなければ、8か月弱の間、連続投稿したことになったのが勿体ない。
マァ、別段自慢するほどのことでもないが、何事も続けることには意味があるはずだ。
何故ブログの記事を書いているのかと言えば、最大の理由は、ボケの進行を少しでも遅らせたいとの強い思いからだ。
何せ僕の家系は、バリバリのボケファミリーだ。
母親は、ボケる間もなく、わずか69歳で早世した。
しかし父親は、良性の脳腫瘍だったが、持病の喘息持ちで手術に耐える体力がなく、やむを得ず放置したが、晩年はボケていった。
長姉もまた脳腫瘍で言葉を失ったが、これもまたボケと一緒だ。
因みに妻方はと言えば、義父は89歳まで矍鑠としていたし、義母に至っては、99歳でも医者が驚くほどの頭脳明晰さを発揮していた。
だから妻がボケる可能性は極めて低いが、血統書付きの僕は、まず間違いなくボケる。
ボケてしまった結果、妻や子供に迷惑をかけるのは忍びない。
そうなってしまえばやむを得ないが、一日でもそんな時期を遅くしたい。
そもそもボケた後に、家族がキチンと面倒を見てくれる保証などないし、ボケてしまえばその確認もできない。
そこで考えたのが、文章を書くことだ。
実は僕は生来の悪筆で、書類を書いたり、他人に手紙を書くことが大の苦手だった。
もしも綺麗な字が書けたら、ラブレターを乱発して幾多の美女との恋が成就し、多くの浮名を流したかもしれないと思うと残念でならない。
そんな僕への福音が、ワープロやパソコンの登場だった。
何せキーボードを叩いて変換さえすれば、書の達人が書いたモノと同様のバランスが取れた文字が並ぶ。
またキーボードを叩けば、囲碁、将棋、麻雀と同様に、指先への刺激になるので、ボケ防止につながるとの説も聞いたことがある。
何よりも、文章を作るとなれば単語をひねり出すし、辞書も使う。
ボケ防止には、いいことづくめなのだ。
ボケを不安視するのは、それだけボケが身近に迫っていることだ。
誰も、ボケたいなどは思っていない。
しかし、多くの人がボケて、それが社会問題になっている。
そこで介護の負担を軽減できれば、最後の最後で社会貢献の真似事をしたことになる。
そんな世を思う高邁な精神と、現実的なボケへの恐怖心から、連日ブログをやっていることを、世間の人々はまるで知らない。
庶民は、切なくも悲しい存在だナァ。