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無責任野党の存在意義

武漢肺炎の初動対応について、日本政府を批判する声は多い。

斯く言う僕も、その一人だ。

どう贔屓目に見ても、病巣となった中国からの入国禁止措置が甘すぎたし、遅すぎた。

人類の歴史上、初めて現れたウィルスの恐ろしさへの、想像力が欠けていた。

しかし専門家と称する連中でも、ここまで武漢肺炎が猛威を振るうことを指摘していてはいなかった。

中国政府も日本政府も、情況を甘く見ていたことは間違いない。

 

日本で一気に患者が増えてしまった原因は、ダイヤモンド・プリンセス号船内での感染拡大が大きい。

クルーズ船そのものが、第二の武漢市になってしまったのだが、「船内に閉じ込められた乗客が可哀そう」と、情緒的に政府を攻撃する連中もいた。

その結果が、乗客に充分な検査をすることなく下船させ、ごく通常の生活を許可してしまったのだが、これは結果論となるが、やはり失政だ。

 

いつも批判ばかりで、何ら生産的な提言をしない野党は、日本で武漢肺炎患者が植えたことを、「政府の対応が全て後手後手」と、ここぞとばかりに攻撃した。

どの面下げて、そんなことが言えるのか。

国会の質問時間の大半を「桜を見る会」追求に費やし、武漢肺炎にはまるで無関心だったのが、日本の野党だ。

さすがにここまで、武漢肺炎の被害が深刻になってくると、「桜を見る会」追求では国民の支持が得られない。

すると今度は、「日本政府の武漢肺炎への対策遅れ」とイチャモンをつける。

それでは代表質問で、「肺炎より桜」と広言した、立憲民主党の石垣のり子は、自分の発言にどう言い訳ができるのか。

 

そこで野党もまた、素直に「武漢肺炎の深刻さを理解できていなかった」と釈明し、与野党挙げて武漢肺炎に立ち向かうと表明すれば、充分に許容範囲だ。

しかし今回日本政府が、全国規模で学校閉鎖を要請したことに対して、文句を言う野党政治家がいることには呆れ果てるしかない。

蓮舫が、その筆頭だ。

蓮舫は、「子供を家に置くのは余りにも場当たり過ぎなので即時撤回を」と批判した。

学校閉鎖には法的根拠がないとの主張だが、「愛する子供を家においてはいけない」と言うのなら、では一体どこに置けと言うのか?

 

肺炎拡散の可能性が高い場所は、人が集まる学校とかの密閉空間なのは自明の理だ。

しかも、パンデミックを防ぐことができるか否かは、この二週間が山場だ。

だからこそ日本政府は、極めて発症リスクが高い、学校閉鎖を要請したものだ。

今回の武漢肺炎被害の中で、初めて日本政府が目に見える形で先手を打った。

評価こそされ、批判される言われはない。

ところが野党は、今までは「後手後手」と悪口を言っていたのに、先手を打つと「こんな無茶苦茶なリーダーシップは見たことがない」と口をとがらせる。

要は、何をやっても、批判しかしないのだ。

 

こんな野党だから、いくら悪口を並べ立てても、信頼されることはない。

今回の武漢肺炎を巡っての対応で、安倍政権の支持率は急落し、立憲民主党支持率が上がっているらしい。

僕はこんなアンケートを受けたことがないので、その実態は分からないが、どうせ「今回の安倍政権の武漢肺炎対策を支持しますか?」とでも質問するのだろう。

その流れで、安倍政権を支持するかと聞かれれば、初期対応に失敗したのは明らかなので、多くの人が否定的意見になる。

「では次にどこを支持するか?」とくれば、野党しか選択肢はない。

しかしそんなアンケートに、一体何の意味があるのか。

 

野党には、与党よりも遥かに劣った政権担当能力しかないことは、誰もが知っている。

それは、蓮舫の一連の行動からも、火を見るよりも明らかなのだ。

今回の安倍政権からの学校閉鎖要請は、武漢肺炎被害のこれ以上の拡大を防ぐための苦肉の策であり、日本国民としては理解して協力するべきだ。

やはり非常事態下では、バカな連中の化けの皮もはぎ取られてしまう。

日本は民主主義国家だから野党の存在も必要だが、今の日本の野党レベルなら、いなくても問題ないし、むしろいない方がすっきりする。