昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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四つの敵

国交回復以前は、日本と中国との貿易窓口は唯一、広州交易会だった。

ある先輩が、我が社製品売込みの社命を帯びて、1970年の交易会に参加した。

現在の中国では、こんな時は最初に「ハニートラップに要注意」と教えられる。

しかし今と違って当時の中国には、そんな気の利いた女性など、どこを探してもいない。

周囲をうろつくのは、野生のイノシシみたいな顔の女性と、短髪でやたら目つきが悪いオトコばかり。

何よりも、景色は全て灰色で、色のついているのは男女が着ている人民服の青色だけ。

出張先で女性とシケ込むことが大好きだった先輩だが、全くのその気が失せたらしい。

 

しかも毎晩、毛語録を持った元紅衛兵共産党幹部が部屋に押しかけてきて、「注文が欲しければ、言う事を聞け」と洗脳する。

何としても早急に、社命の商談を成立させないと、こんな中国での軟禁状態が続く。

「何でも言う事を聞くから発注してくれ」と泣きつくと、中国の担当者から「○○同志、日本に帰国したら、四つの敵と戦うと約束しる」と命じられたらしい。

 

当時の中国共産党が言う四つの敵とは

  ・アメリカ帝国主義

  ・ソ連修正主義集団

  ・日本の反動勢力(佐藤内閣)

  ・宮本顕治修正主義集団(日本共産党

を指し、文化大革命以降の中国は、自分以外の米ソ日や世界中を敵に回していた。

先輩は、一も二もなくこれを了承して、やっと成約にこぎつけ、中国の灰色地獄から解放されて香港に逃げ帰ったと述懐していた。

そうは言ってもこの先輩は、帰国後もしばらくは洗脳状態が続き、社内で毛語録を振りかざしていたようだが、今では大の中国嫌いになっている。

 

その「四つの敵」だが、現在の僕にも同じ数の敵がいて、その順位付けに悩んでいる。

僕にとっては、反日集団の

  ・中国

  ・韓国

  ・日本の野党

  ・日本のマスコミ

が、四つの敵だ。

 

この順番付けが難しい。

いずれも大嫌いを通り越して、憎悪に近い感情になっているからだ。

マァ、中国と韓国は、国策として反日感情を煽り立てることで、国民の一体化を図っているから、腹は立つが、そのやり方は一定程度理解ができる。

一番分からないのは、日本国内で腹いっぱい政府の庇護と言論の自由を味わっていながら、それでもそんな有り難い日本を貶し続ける、日本の野党とマスコミだ。

野党は、ひたすら反対するだけの存在だったので、国難が発生しても。建設的な提言などできない。

出来ないだけなら我慢の範囲だが、与党を足を引っ張り続けることに、己の存在意義を見出そうとする、全くのお邪魔虫でしかない。

マスコミは今まで、あらゆる情報を独占してきたので、フェイクニュースを流してでも世論を誘導する体質が染みついている。

ところが今はSNS時代に変わり、一億総記者、総読者になった。

国民全員が、情報発信が可能になり、しかもその情報はライブで瞬時に全国に伝わる。

それが判断基準になってくると、新聞にしてもテレビにしても、もはや定期的にしか情報を伝えられないマスコミは、お役御免になる。

にも拘らず、昔の特権が忘れられず、相も変わらない手段で情報操作を繰り返す。

 

僕にとっての四つの敵は、日本にとっては不要不急と言うより、「百害あって一利なし」の存在でしかない。

頑固な暇老人の孤独な戦いが、早く終わりますように!

アーメン、インシャラー、南無阿弥陀仏