小池百合子は、僕が嫌悪する政治家の一人だ。
そのイヤラシサ加減は、菅直人にも匹敵し、僕の中ではトップクラスの嫌われ者だ。
その小池百合子の最近の行状だが、またまた次の都知事選目当ての政治パフォーマンスを仕出かしていると、甚だ評判が悪い。
本来なら小池百合子は、東京都のロックダウンの可能性まで示唆した時点で、都独自の緊急事態宣言をするべきだった。
オリンピック延期が決定されるまで、知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいた。
それなのに、政府が緊急事態宣言を「待ってました」とばかりに、都独自のより過激な自粛要請を出そうとする。
全部が、目立ちたがり屋根性丸出しで、実に安っぽい。
小池百合子への悪評は、大方そんなところだ。
日頃の人徳の欠片もない行いの数々が災いして、散々な評価しか見られない。
これもまた、小池百合子の自業自得!
しかし、今回の小池百合子のミエミエパフォーマンスだが、実は僕は、その一部を高く評価している。
それは、パチンコ屋への営業自粛要請だ。
僕自身は、もう数十年、少なくとも40年近くはパチンコ屋へ入ったことがない。
だから僕の経験が今でも通用するのかは分からないが、少なくとも僕の知るパチンコ屋は、三密の中の二密そのものだった。
どんなに換気に気を遣っても、密室空間には違いないし、隣の座席は極めて近い。
スポーツ観戦すら規制されているのに、パチンコ屋が営業自粛要請から外れるなど考えられないし、何ならギャンブル規制で廃店にして貰っても良いくらいだ。
しかし政府案では、パチンコ屋は営業自粛要請の対象ではなかったらしい。
ホナ、アホな!
ここからは推測であり、邪推だが、昔のパチンコ屋は、朝鮮利権の温床だった。
それが今までの間で、第三国人のパチンコ経営者がこぞって日本人に変わったなどは、寡聞にして聞いたことがない。
恐らくは、昔も今も、パチンコ業界は朝鮮人経営者の巣窟のはずだ。
そして政府が、そのパチンコ業界への営業自粛要請を躊躇するのは、パチンコ議連の政治圧力の所為ではないか。
僕は、そんな「悪い、ワルイ想像」を巡らしてしまう。
しかし、僕は声を大にして言いたい。
パチンコ屋の営業自粛は当たり前!
僕はこの点では、小池百合子を強く支持する。
もう一つ、政府と都で意見が分かれたのが、ネットカフェの営業自粛らしい。
こちらも、政府は対象から外そうとし、都は自粛要請範囲に拘ったと聞こえてくる。
そもそも、自粛云々以前に、ネットカフェを住居している人がいることが問題だろう。
今回の都は、この連中の住居にホテルを手配したらしい。
将に、至れり尽くせりだ。
NHKのニュースでは、その資格証明のために、ネット住民が献血していたことが奏功したと報じていた。
「ウゥ~ン、こんな生活をしていても、献血をするとは見上げた人だ」
一瞬そう思ったがすぐに、これは売血だったのではないだろうかと思い直した。
そんな人が、住民票もなく、税金も払わず、ネットカフェを生活拠点として屯しているのは、武漢肺炎対策以前に、治安上も全くよろしくない。
だから、ネットカフェに住み着く状態改善の、法的な規制が必要だと思う。
今回の武漢肺炎対応で、当初の政府は、中国との経済交流を優先し、習近平の国賓来日にも拘った。
その結果、中国人の日本入国規制が遅れ、武漢肺炎の国内蔓延を防げなかった。
ここに来ても尚、経済への未練が、緊急事態宣言の効果を小さくする。
小池百合子のパフォーマンスは大嫌いだが、それ以上に情けないのが政府の緊急事態宣言の具体的内容だ。
小池百合子嫌いの僕が、小池百合子を評価する日が来るとは考えられなかった。
そんな、暗澹とした思いに駆られている。