昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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突然スマホが故障した

スマホが故障した。

突然電話が不通になったのだ。

 

頻繁に電話することもないので、暫くは故障に気が付かなかった。

僕の外出中に嫁が「電話したけど出ない」と文句を言うが、消音モードの場合はそんなことが多かったので、気にも留めなかった。

しかし、こちらからどこに電話しても、ウンともスンとも言わない。

そこで初めて、電話機能が故障していることが分かった。

 

嫁のスマホを借りて、アップルサポートセンターに電話する。

担当女性のアドバイスは、

 ・一旦機内モードにして、その後元に戻してみる⇒改善なし 

 ・次にスマホの電源を落として再起動させる⇒やはりダメ

この日の最終結論で「SIMカードの故障かもしれないから、販売店で取り換えてみる」ことになった。

 

翌日、スマホを購入したauショップへ。

偶々この日が移転のオープン日で大混雑だったが、アップルが時間予約をしてくれていたので、すぐに係員が対応する。

しかしSIMカードを交換しても、圏外モードが治らない。

ここでauはギブアップ。

 

帰宅後再度、アップルサポートセンターに電話する。

今回の担当者がこちらのスマホをリモートチェックした結果「どうやら、ハードそのものに問題がある」ことが判明した。

本格的な修理が必要で、そのための方法は

 1.アップル指定業者に持ち込んで修理する

 2.アップルに宅急便で送って修理する

 3.エキスプレス便交換で、アップルが自宅を訪問する

の三つだ。

時間的に一番早いのは、指定業者で修理することらしいので、その電話で業者に対して翌日の予約を入れて貰った。

 

その翌日、朝から篠つくような大雨の中、修理工場に赴くと

 ・保険に加入しているので、無償で代替機を支給する

 ・急遽、問題スマホをアップルに直送するように指示された

 ・そのために、代替機支給は一週間後になる

 ・その間は一時的に、業者所有の代替機を貸与する

と言う。

また、所有者の不注意による故障かの確認チェックがあり、一時間半後に結果が出るらしい。

不注意による故障なら、代替機費用12900円が必要とも言う。

しかしこちらは、不注意はあり得ないとの自信がある。

 

ただ、本物の代替機支給まで一週間もかかることが理解できない。

この業者の言う通りに従えば、

 1.バックアップデータを一旦業者のスマホに戻す

 2.その後一週間後にまたバックアップする

 3.それを再度代替機に戻す

作業が必要になる。

しかし業者が持っている在庫品を受け取りさえすれば、そんな面倒なことをやらなくて済む。

故障の本質的原因調査など、アップルと修理店でやれば済む話で、顧客の僕は代替機さえ貰えば全て解決なのだ。

そう主張すると、担当者が「ではエクスプレス便配送にしましょう」などと、まるで頓珍漢なことを言い出した。

アァノォナァ!一番早く修理したいからここに来たのに、そんなことをしたら一週間後になるヂャないか!」と猛抗議した。

すると、相手も「その通りではございますが、何せアップル様のご指示なので」と困り果てる。

どうやらアップルにとっては、かなり深刻な故障のようだ。

 

一時間半後に。やはり使用上のミスではなく、ハードトラブルで電話が不通になったものと判明した。

購入後三年半が経過しているが、さほど酷使しているわけではない。

それなのに、中国製や韓国製でもあるまいし、天下のアップル機が突然故障するとは信じられない。

 

しかしそうは言っても、所詮は機械だ。

精密機械であればあるほど、ほんのちょっとしたことで故障してしまうことも想像に難くない。

事故の再発防止には、アップルには故障機を徹底的に調べて欲しいものだが、それにしてもスマホなしの数日間は不便この上ない。

手軽に電話ができないと、それだけで不安になる。

実際に家に連絡するために公衆電話を探したが、駅のコンコースでもなかなか見つけることが出来なかった。

便利な生活に慣れると、その便利さがなくなった途端に猛烈に困ってしまうものだ。